グロイザーX BOXセット1 [DVD]
昨年秋よりレンタル版がリリースされ、今回ついにBOXも。いい時代になったものだと思う。原作を担当したのは、マジンガーシリーズの強烈なストーリーのコミカライズを担当していた桜多吾作。一応の主人公は海阪譲だが、真の主人公はヒロインのリタじゃないかと思えるほど、ストーリーはリタの方に比重がある。グロイザーXに乗るリタは、地球を守るために戦っているのではあるが、そのためにはからずもかつての同胞と戦うことになり、「裏切り者」の名を受ける。その心中や察するにあまりある。この設定が、いくつもの名エピソードを生み出した(今回のBOX1では、第7話、第15話など)。飛行形態が通常形態というグロイザーXもユニークで、そのため通常は空中戦がメインというアクションも斬新。惜しむらくは作画のレベルが今ひとつというかふたつ、みっつということで、シナリオががんばっているだけにこれは惜しい。それと、現在、この作品は、どの話数もエンディングのテロップがいっしょというフィルムしか出回っていないようで、正確なスタッフが知りたい身としては残念。今回はちゃんとしたエンディングが収録されていることを祈る。
グロイザーX BOX (2) [DVD]
「マジンガーZ」や「ゲッターロボ」とは一味違う、異色のロボット作品の完結編。
「東映」のダイナミック・プロ作品とは、かなり違った雰囲気が味わえます。
最終回では、数少ない「グロイザーロボ」への変形&活躍もあるので、見所たっぷりです。
飛行形態は、真上から見ても真正面から見ても「X」の字に見えるデザインがナイスです。
ロボットアニメ大鑑 上巻
ようやくキングレコードが重い腰をあげ、スターチャイルドレーベルのロボットものの集大成というべきCDが発売されました。非常に喜ばしいことです。
今回初CD化された曲も多く満足できる仕上がりなのかと。
この勢いでキング音源の発掘もさらに加速してくれたら更にうれしいところなのですが。
「イルカと少年」「ドンチャック物語」「ずっこけナイトドンデラマンチャ」「めちゃっこドタコン」「ハニーハニーのすてきな冒険」「若草の四姉妹」「太陽の子エステバン」
「アニメ野生のさけび」「おじゃまんが山田くん」などなど・・・
まだまだ今後のキングに期待ですが、今回はまずは合格点ということで。
懐かしのテレビまんが主題歌アニメ編 II
私的にはナック作品の「グロイザーX」(東京12チャンネル)と「正義を愛する者月光仮面」(日本テレビ放送網)が聴きたいが為に購入しました。やはりどちらも中々耳に出来ない音源でして、購入して良かったと思っています。その他にも貴重な音源はあるのですが、最後のほうに「荒野の少年イサム」音源のオンパレードというのはちょっと・・・。
こういう企画はありがたいのですが、選曲に関しては尻すぼみの印象はぬぐえません。主題歌集であるのなら特定の作品だけに肩入れした構成はバランスを悪くしてしまいます。ジャケットもセンス無さ過ぎですしね。
それでもナック作品の貴重な音源が聴けるだけでも甘いけど3つ星でもいいかな。
ナック作品のファンの皆さんには購入しておいた方がいいとお薦めします。