愛すること愛されること―「愛について」の13のレポート (ヴィレッジブックス+)
こういうのって、女性が読む事が多いだろうし、共感できる所も大いにあるけど、女性にとってはわかっている事の確認でしかない。是非男性に読んでほしい。男性にわかってほしい。
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予告で流れる智也のセリフ、
「もう一度あなたに会いたい。」
よく聞くセリフですが本編を見終わったあと見たらこのセリフに込められてる思いが溢れてきました。
切ない、苦いそんな映画です。
あ、終わった。
そう思った直後流れるエンディング。
本編では涙が目に溜まるくらいでしたがエンドロールで涙がポロポロでました。見終わったあと何か足りないような焦燥感。きっとこの気持ちは智也が感じてる気持ちなのかなと思いました。
お互い不器用ですれ違っていた二人。
お祭りのときからあおいの気持ちを読み取っていた妹、かな。
見終わってからもう一度見るとあのときのセリフはこういう意味だったんだと分かります。何度も見て一本の線が繋がります。
主演の市原隼人、上野樹里の演技力だからこそ良い映画ができたのだと思います。妹役の蒼井優さんの演技も素晴らしかったです。また、相田翔子さんの登場によりこの物語に深みがでてきています。予測不可能の雰囲気がとても良いです。
この映画は賛否両論だと思います。伝わってくるものがある人もいれば何も感じず終わる人もいると思います。
ぜひ地上波でやって欲しいです。
あの日、「ライ麦畑」に出会った
こどもであること、大人になること、どちらでもないとき、大人だけど思春期なとき、…。
自分が今どこにいるのか、はっきりしなくても別にいい。
大人だったらこうじゃないといけないとか、自分を見失うときがあったり、大人にならなきゃって、今の自分を未完了に思うときがあってあせる。
でも今の自分が変わらなくてもいい。そう認めることが大人になることかも。
そんなふうに12人の作家さんたちの文章から思いをめぐらせました。
「生きにくい生き方をしてしまうことこそ若さの証であり、生きやすく生きてしまったら、それこそ退屈な大人になってしまったことではないかと。」(by吉元由美)
自分自身と折り合いをつけることに日々奮闘するなかで、「悩むことは若さの勲章。いつまでも悩んでいいのかも。」と、一つ悩みが解決したような。
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悲しいラブストーリーです。
でも、見た後に、大切な気持ちを残してくれる映画です。
悲しいラブストーリーに浸りたい時だけではなく、何か大事な気持ちを思い出したい時にもいい作品です。
異性で、いつも近くにいて、いつの間にか親しくなり過ぎて、きちんと思いやることができなくなり、
こじれて傷つけ合って、離れることになった二人。それが、永遠の別れになるとは知らずに。
想いが届いたのは、相手がいなくなった後でした。
彼らが世間にもまれて苦悩している姿に、とても共感を誘われました。
一生懸命に生きていた日々の中での悲しい別れ。妙なリアルさも感じましたね。
演出が控えめなので、地味な印象を受けます。もしかしたら退屈かも。
真剣に腰を据えて、この映画を観る気がないなら、あまりこの映画の良さを感じられないと思います。
その点はご注意ください。
だけど、この一見、この地味な演出も、このストーリーにはぴったり合っていると思いますので、それも考慮しての星5つです。