DRIVIN’WITH MY HOMIES 2
漫画家、井上三太氏が“ドライブに合う曲”をコンセプトに選曲したコンピレーションアルバムの第二弾。ニュージャックスイングやヒップホップ、R&B、ソウル等の名曲が収録されている。漫画の中にも登場する架空のラジオ局の放送ということで、ラジオのリスナーとしてゲスト参加している“おぎやはぎ”と DJとのやり取りも含まれている。ノリの良い曲ばかりだけでなく、ドライブ終盤にも合うような落ち着いた曲も収録されており、選曲はすばらしいと思います。ニュージャックを聞いてみたい方、ドライブに合うCDを探している方にオススメします。
Drivin’ wiz My Homies!~TOKYO TRIBE 2
雑誌Boonに連載中のTOKYO TRIBE2の作者、井上三太がセレクトしたR&B/HIPHOPミックス・コンピです! しかもSOUL TRAIN(J-WAVE)のRYUさんとMTVのiaがDJとして 友情出演!
TOKYO TRIBE2 12 (Feelコミックス)
新宿・渋谷・池袋・吉祥寺など、地方の若者達があこがれる東京の街並みのそそる描写の仕方や、
あからさまに非現実的なバイオレンスで繰りひろげられる、狂気じみたチーム同士の抗争とか・・・
発想や題材は魅力的であっても、展開や構成のツジツマが全くといっていい程合わないから、当然ツメも甘くなる。
作者個人が憧れているであろうストリート系不良のライフスタイルや趣味など、読者の支持を得ているようですが
当初の企画よりストーリーが大きくなりすぎて、この人の手に負えなくなり後ヅケ・後ヅケの行き当たりばったりで
描かれているとしか思いようがない。
肝心の登場人物の心理描写とかも焦点がズレているから全く臨場感が無く、タダのオドロオドロしいだけの
「青臭い殺戮の茶番劇」にしか感じられない。
それに、浅はかで青っぽい友情ゴッコも鼻に着くし・・・・。
巻末での自己PRや言い訳がましいコメントやら、グッズの宣伝とかするヒマあったら、描いてる作品の影響力や意味、
それに伴うストーリーの構成や心理描写やらしっかり考えてください。
人の命やらをあまり深く考えず、その場その場の若気のいたり的衝動というか、雰囲気を感じるマンガとしか思えない
ほど、全くもって何を表現したいのか理解不能な作品。
「TOKYO TRIBE 2」は、もっと面白い作品になれたハズなのに・・・・・残念。