セゴビアの芸術
クラシックにおけるギターは比較的歴史が浅く、まさにこのセゴビアよって発展したカテゴリーであり、そう考えるとつい最近まで存命だったこの偉大な演奏家の録音を比較的クリアな音質で聞くことができるというのはなかなか興味深い。
最近のプレイヤーと比較すると柔らかい響きで、爪というよりも指で引いているという感じの音。もちろん技術は文句なしのすばらしい演奏で、ギターの可能性を大いに感じることができる。
彼の演奏を聴いて、ギターは歌の伴奏楽器と決め付けていたクラシック界が一目置いたのも頷ける。
演奏のすばらしさのみならず、今後は歴史的な資料となりうる名盤だと思う。
アルベニス―演奏の手引き
スペイン音楽の中でもなじみやすいアルベニスの
作品群を詳しく解説。特にスペイン組曲や歌、イベリアに
取り組むなら一度目を通しておいて傍に置いておきたい本。
あわせてラローチャ達、名手の演奏も聴いて。。
スペイン音楽の粋を目指すのに最適。
大きさもちょうどA5版くらいで読みやすいです。
どこかで聴いたクラシック ピアノ・ベスト101
ピアノ講師をしています。
生徒用クリスマスプレゼントとして購入しました。
他の種類のこの手のCDも持っていますが、
演奏者が同じでレベルもいまいち、聴いていません。
こちらは、演奏者が一流で聴き応えもあります。
長い曲は抜粋になっていて否定する方もいらっしゃいますが、
気に入れば全曲入ったCDを購入すればいいし、
抜粋にすることでたくさんの曲が入っているので私は大賛成です。
私にとってほとんど聴いた事がある曲ですが、
例えばラモーのタンブラン(子供の曲集に入っている)など、
改めてプロの演奏で聴いて見直した曲もありました。
これからクラシックを聴いてみようと思われる方&初心者にとって
お買い得でとてもよいCDと思います。
ベスト・クラシック100 2
ディスク6枚からなる100曲
名曲の名旋律を抜粋して聴くことは、本来のクラシックの鑑賞としては
間違っているかもしれません。
しかし、これはこれで中々よきもので、おかげでまがいなりにも
クラシックの名曲に触れる機会に恵まれました。
音質は素人目(耳)には小気味良く響きましたので、よほど耳が肥えて
いる方ではないかぎりよい買い物かと思います。
ベスト・ピアノ100
クラシックへの入り口としてこういうシリーズはとてもいいですね。
初心者には入りやすい入り口というものがあると、とても助かります。
のだめのお陰でクラシックの状況もやや上向きになりましたが、全国でオケが苦しい運営をしている現状には変わりありませんので、少しでもクラシックの間口が広がるといいと思います。
たしかに交響曲の4つの楽章には意味がありますが、そんなものは興味が出てきた時に知ればいいだけの話です。
音楽の正しい愛し方なんてありませんよ。
あなたが良ければそれでいいんです。
さぁ、どこかで聞いた事のあるメロディーがいっぱいです。
楽しんで聞こうじゃありませんか。