笑ゥせぇるすまん (4) (中公文庫―コミック版)
この世で欲望に飢えた種は誰であろう。それは人間である。
この作品に登場する人間(喪黒福造に心のスキマを埋めてもらう)は地味でまた何かと周りに対し劣等感を抱いており、そこへ喪黒福造と出会い喪黒福造が行っている無口の店主のいる魔の巣へ行き喪黒福造に話を聞いてもらい、喪黒福造はそんな人の心のスキマを埋める。
心のスキマを埋めてもらった人は初めの内は良いが、次第に己の欲望が肥大化し…また、そこへ喪黒福造が現れ例えば「〇〇さん、貴方私との約束を破りましたね」と、問い詰めその人「い…いえ、喪黒さん。見逃してください」と弁解するが、喪黒福造は決して許さずオキマリの指を指し「ドーン!」という効果音と共にその人を落とす。
人間は非常に欲望深い生き物であり、良いことが続くとハメを外してしまう生き物であり、僕なんかも良いことが続くてとついハメを外してしまう。
しかし、この「笑ゥせぇるすまん」という作品は今の時代に置いてある意味「叱りの本」ではないであろうか。
笑ゥせぇるすまん (3) (中公文庫―コミック版)
「SALE45 社長幼稚園」は各会社の社長がそこにいる時は幼稚園児に返り色んなフラストレーションを解消する場所です。
しかし、いい大人が幼稚園児の格好をするなどハッキリいって気持ち悪いです。
それと意外と大人の汚い世界と代わりはない感じですね。
さて、評価に入りますが、作品自体は読み応えです。未読の人は是非読んでください。