テイルズ オブ エクシリア (特典なし)
テイルズはグレイセスと派生ソフト以外は全てプレイしています。
メーカーの完全版商法に嫌気(嫌悪感)がある為に久しぶりにテイルズを購入しました。
今回購入に踏み切った理由は、発売前の評判が良かった事。15周年記念タイトルだった事が大きな理由です。
ジュード編を57時間ほどプレイしましたが個人的には「何もかもが微妙」でした。
ミラ編はプレイする気にならなかったので感想はジュード編のみになります。
【良かった点】
グラフィック(アニメパート含む)が綺麗。
ワールドマップで移動が一瞬でできる。
アイテム屋のグレードシステム。
【悪かった点】
ストーリー(サブイベ含む)が製作サイドの自己満足。
キャラに感情移入ができない。
ラスボスがラスボスをしていない。
連携システムが微妙。
ダブル主人公の意味がない。
やり込み要素がまったくない。
個人的には悪かった点のほうが多いです。
アイテム屋のグレードシステムは個人的に高評価。
「××は何処の街で売っている」「××は××の武器屋にしか売っていない」などと考えなくてすむので良かった。
ただ、歴代テイルズに必ずあった料理システムは今作にはなかったので最初戸惑いましたが・・・。
グラフィックはPS3ならではの綺麗さ。イル・ファンの夜景は本当に綺麗だと思いました。
ワールドマップ画面から任意でマップ移動できるのは良かったです。
ただ、今作はまったくストーリーに入り込めませんでした。
(ここから少しストーリーのネタバレが入ります)
個人的に納得がいかなかったのは、ガンダラ要塞のゴーレム撃破がサブイベになった事と終盤突入時のジュードの鬱展開。
本当に意味が分からない。
しかも、ジュードの鬱展開は数分で終了。
この鬱展開はいったい何を訴えたかったのかが今だに理解できません。
ガンダラ要塞のゴーレム撃破は、本編でムービーまで挿入してゴーレムを起動させたのにサブイベ扱い。
ムービーまで使ってゴーレムを起動したので終盤に再度ガンダラ要塞攻略があるのかと思っていたらサブイベになっていた。
そして、ダブル主人公と銘打っているのでストーリーが違うのかと思っていたら、基本ルートはまったく一緒。
少しだけストーリー分岐はしますが(本当に少しだけ)ダブル主人公の意味がない。
ラスボスも王道RPGみたいに悪役とは言えないポジション。
せめてラスボスには完璧な悪役でいてほしかったです。ラスボスを倒した時の達成感がないRPGは初めてだったかも。
近年のテイルズにストーリーを求めてはいけない。と言いますが、今作はダントツの駄作じゃないでしょうか。
個人的にアルヴィン・ローエン・エリーゼ(ティポ)は好きなキャラクターだったのでガッカリです。
歴代テイルズに必ずあったナム孤島が今作にはありません。
よって、やり込む要素がまったくありません。
PS3はトロフィーコレクションというシステムがありますが、ここまでやりこみ要素がないRPGでトロフィーを集めるのは逆に大変だと思います。
ヴェスペリアみたいにコアすぎる内容も逆に困りますが、ここまでやり込み要素がないと長時間やり込むのはキツイと思います。
戦闘の連携システム。
仲間と連携(リンク)して技を発生するシステムですが、今作のAIに問題があるらしくオートであまり発生しませんでした。
作戦で「ガンガン連携しろ」にしていても、リンク発動の合図があってもアートで発生したのは数回だけです。
戦闘中に控えの仲間と入れ替えできる点は高評価。
でも、仲間入れ替えって連携システムの為じゃないの?
「××にはアルヴィンとレイアの連携技」って思っていてもAIに問題あったら意味がないと思う。
秘奥義も手動(操作キャラを入れ替えて)全て見ました。
アビスなんてオートで連続秘奥義発動できたのに、今作だけAIに問題があって連続発動ができません。
悪い点ばかりを書いてしまいましたが、個人的な感想はこんな感じです。
これは来年あたりに完全版で発売されますね。
15周年タイトルまで完全版商法をしたらテイルズはRPGとして最悪だと思います。
自称3大RPGの一つなら自信を持ったタイトルをちゃんと発売して欲しいです。
発売延期をしてでもかまわないので、キチンとした良作を作って欲しいです。
テイルズ オブ エクシリア パーフェクトガイド (ファミ通の攻略本)
初めてPS3のテイルズシリーズのファミ通の攻略本買ったけど、こんなもんなのね…。やり込んだ攻略ライターさんならではの華麗な戦い方とかすさまじいコンボとか紹介されてるかと思ったけど。まあこの作品の場合、強敵は必ず「鋼体をまとった反撃技(青い!マーク)」があるので、すさまじいコンボをつなげられなくなってる。そういう意味でも、達人の戦い方は難しいのかもしれない。
構成は、バンナムの完全攻略本と全く一緒。「基本システム紹介」→「キャラ術技紹介」→「ストーリー攻略」→「サブイベント攻略」→「各種データ」→「設定資料集」…という流れ。真似したんじゃないかってくらい一緒。特に設定資料集に結構なページ使っていて、個人的には、そのページ分をこだわりのあるバトル指南に使ってほしかった。
期待したオススメコンボも、使ってみたいと思えるようなものだったけど、各キャラそれぞれたった1個のみの紹介。コンボの稼ぎ方も、「1ダメージ」のスキルが前提の、バンナムの攻略本で紹介されてるものと趣旨は同じだった。「1ダメージ」のスキルなしでの、たとえばACが10あったらこのように10連携させるとここまでのヒット数が稼げるからオススメとか、具体的な紹介はなかった。
構成から攻略記事まで、ほとんどがバンナムの攻略本とカブってる印象。ここまで同じような内容の分厚い攻略本を2冊も出すのは、かなり資源の無駄じゃないか?ファミ通も、バンナムの攻略本買った人も買いたくなるような、たとえばバトルに特化したような「ファミ通ならでは」の攻略本を作ればいいのに、ほとんど同じような「正統派」の完全攻略本作ってバンナムに対抗している。発売がこんなに遅れては勝負にならんと思うけど…。
バンナムの攻略本を買った人がまた買うほどの価値はありません。まだ買ってない人なら、どちらかというとこっちのファミ通のほうがオススメかな…という程度です。ただし、スタッフインタビューや声優コメントが読みたいならバンナムのほうを買ってください。
モンスター紹介が、バンナムの方は「あいうえお」順でむっちゃ探しにくかったが、こっちはちゃんとタイプごとに紹介されてるので探しやすかったのと、セリフが何言ってるのかわからない術技や共鳴術技(ミラとエリーゼのケオティックフューザーとか)のセリフがしっかり載ってて理解できたことが良かった。
エクシリア自体が攻略本なしでも十分やりこめる作品だと思うので、無理に買う必要はないと思います。ストーリーはちょっと分かりにくいので、設定資料集目的で買ってもいいかも。意外と、バンナムのに比べても引けをとらず、むしろ分かりやすかったと思います。
完全攻略本としては、もちろんよくできているから星4つ。
テイルズ・オブ・エクシリア〈1〉 (電撃文庫)
この1巻では、ジュードがミラを連れてル・ロンドに向かうところまでが描かれています。
ジュードとミラの視点が切り替わりながら話が進んでいくので、
ゲームの両主人公のシナリオを一つにまとめた感じです。
そのため、ゲームよりも明らかに話が分かりやすくなっています。
ゲームではあまり出てこなかった主人公(とくにジュード)の心理描写も結構あるので、
「この時こんな風に考えていたのか」と驚くところもありました。
それと、ゲーム中で説明不足だった部分が分かりやすく説明されているのに好印象です。
例えば最序盤の「卒論の提出は火霊終節(サンドラ)までに〜」という台詞。
ゲーム本編では説明が無く「サンドラっていつで今はいつなんだ」状態でしたが
小説では「サンドラとは夏の終わり、今は春の水霊盛節(リヴィエ)・・・」と
地の文でさりげなく説明されています。
こういう補完がいくつもあるのが嬉しいです。話を理解しやすくなってます。
小説自体も読みやすいので、ゲームをクリアした方でも改めてストーリーを追って楽しめると思います。
次巻にも期待しています。
テイルズ オブ エクシリア オリジナルサウンドトラック【初回生産限定】
他の方も書かれていますが、残念ながら私も戦闘曲以外の音楽がほとんど耳に残りませんでした。
今回は町やフィールドが少ないからでしょうか。
曲順はストーリーの流れに沿って収録されているので、物語を思い出しながら聴いてみるのもいいかもしれませんね。
上記で触れた戦闘曲についてですが、ジュード編・ミラ編とではそれぞれ独自の戦闘曲が流れます。
例えるならジュードの場合は少し重た目のロック調重視、ミラの場合は戦闘中の彼女を表現しているような華麗に舞うといった感じですね。こちらはバイオリンがメイン。
戦闘曲が別々に用意されているのは豪華だなと思いました。メリハリもありますし。
私が購入したのは初回盤(CD4枚組)のほうですが、ボーナストラックのダブル主人公の声優さん達による対談は面白かったです。
ボイス収録時に裏話や各キャラへの思いなど、なかなか聴けない貴重なお話ばかりです。
ただ、4枚組でも価格が5千円超なのはちょっと高すぎかな。
FIVE(数量限定生産)
年末の忙しい時期に発売されたフルアルバム「love songs」から早8ヶ月。シングルがくるのかと思っていた矢先にまさかのミニアルバム!今回は5曲と曲数も非常に少ないため、はじめはどうしようか迷いましたが、買ってよかったです。
「progress」・・・最近の曲はサビの印象がイマイチな曲が多かったはず。しかしこの曲はサビのパンチがありバラードからの流れも抜群。この曲に関しては最近のあゆの迷いのような方向性のない楽曲に終止符を売っているかのよう。PVはゲームの雰囲気に合わせて、もう少し違う撮り方をして欲しいかなと思ったので少し残念。
「ANother song」・・・曲が、やっぱり男女の声の高さの関係で、おなじような音程になってはいるが、曲自体はまあまあな出来。どちらかというと、好き嫌いが分かれるかもしれない。でも、PVのあゆのメイクや髪型はすごく好きだったのでよかった。
「why...」・・・なぜよりによってJUNOと?とは思ったが、PVがすごく手が込んでいて、面白いなあと思った。曲自体は安定していて、こちらも好き嫌いが分かれるかもしれない。個人的には、PVの最初の方のような「すっぴんメイク」にしてほしい。
「beloved」・・・「ああ、やっぱりあゆが好きでよかった。」って思えるような曲。PVはものすごく泣けるし、レスリー・キーの想いや感じ、願いが見えて泣きそうになる。この歌の世界観はあゆでなきゃ伝えることができないであろう。
「BRILLANTE」・・・発売まで一回も聞いたことがなかったので、楽しみにしていた。結果として予想をはるかに上回る出来。なんといっても歌唱力。あゆのボイトレの成果が一番に出ていたと思う。また、PVの怪しい感じやストーリー、全体の流れもすごくいい。
全体的には高評価。だが、コラボをせめて一曲にして、しかもそれをシークレットトラックとして入れればもっと良かった。1曲はいいけど2曲は・・・。
というのが感想。今後の活躍に期待したいと思う。