医龍 24 (ビッグコミックス)
朝田、野口、国立の息子の手術の結果も分かり、
教授選挙も進む本巻ですが、
いつも良い役回りをしている中田先生の
先を見据えた主張が心に響く話でした。
また、ラストの野口の主張によって、
波乱が起きそうで、次巻がさらに楽しみです。
IN LOVE AGAIN (DVD付)
パンテーンのCMで久しぶりに聞いた東子さんの歌声。
(このアルバムでラストに入っている「Beautiful Days」)
声がなつかしくて、でも、新しくて涙がこぼれそうでした。
早速購入、期待を裏切らない、すばらしい出来のアルバムでした。
当方いわゆる「アラフォー世代」彼女の曲と共に青春を過ごした世代です。
同世代の方には、また彼女と新たに出会うことをお勧めしたくなる、
そして、今の10代、20代の方には、これを機にぜひ彼女とお近づきになってください、
と自信を持ってお勧めしたくなる、すばらしい作品です。
のだめカンタービレ 最終楽章 後編 スペシャル・エディション [DVD]
前編とは打って変わって、しっとりと何処か物悲しげなベートーヴェン:交響曲第7番ピアノ独奏で始まります。
のだめも笑顔。千秋も笑顔。でも何かがこれから起ころうとしている。
まるで観ている側が焦燥感に駆り立てられるような、今までの「のだめ」には見られなかったプロローグの幕開けです。
上野樹里演じる「のだめ」が可愛らしいことは充分分かり切っていましたが、この後編はとにかくこの上なくのだめが可愛い。
のだめってこんなに可愛かったっけ?と思うほど、限りなく「女の子」ののだめを感じました。
運命の曲をのだめ以外のピアニストと共演することになってしまった千秋。悔しくてやるせない、のだめの想い。
そんなのだめの気持ちを充分に汲み取りながら、散々悩んだ上出し惜しみせず、今できる精一杯の演奏をした千秋。
ここから徐々に、二人の心がすれ違っていきます。
この一連の二人の表情、次第に移り変わって行く心情描写が素晴らしい。とてもとても引き込まれる。
二人旅の終わりから、千秋&Rui共演→のだめプロポーズ→のだめコンチェルトデビューまでの流れが、
かなり駆け足気味だったことが非常に残念でならないが(個人的には、この点が本当に残念でした。あと30分尺が長ければ…)、
千秋の思いとはうらはらに、どんどん駆け上がって行くのだめの姿がとても凛々しく、頼もしい。
そんな意味でも、ショパン:ピアノ協奏曲には心を鷲掴みされました。
特に第3楽章が素晴らしい!飛んで跳ねて自由奔放な、色彩感溢れる音の粒。
緊迫感を出すために、敢えてリハなしでぶっつけ本番に挑んだ、上野樹里渾身の演技。
あまりの凛々しさに鳥肌が立ちました。見事です!
そして千秋とのだめの愛情溢れる二台ピアノから、フィナーレへと繋がって行く訳です。
連ドラ第1話での躍動感溢れるアップテンポな二台ピアノとはまた違った、成長した二人の成熟した二台ピアノ。
一音一音が優しく丁寧に紡がれ、とても温かい。そして何より、千秋ののだめを見る愛しげな眼差しが…最高です!!
「もう離さない」とばかりに、のだめをきつく抱きしめる千秋の幸せそうな顔。
観ているこちらも、幸せいっぱいな気持ちに包まれました。後編で最も好きなシーンです。
原作が賛否両論な終わり方をしたので、正直一体どういう結末にしたんだろうかと、非常に心配をしていました。
でも流石のだめチーム。期待を裏切ることはありませんでした。
赤いドレスを身に纏ったのだめと、のだめをエスコートしながらステージに出て来た千秋に涙が溢れました。
原作では見ることが叶わなかった、何よりも見たかったシーンでした。
二人はこれからも、音楽家としても私生活のパートナーとしても、
互いに刺激しあって高みに上って行くことが容易に想像出来る、幸せなエンディング。
まさに音楽が鳴り響いていく、幸福なエピローグでした。
最後のアレは…びっくりしましたが、ファンサービスだと思って楽しませて頂きました(笑)
足かけ4年…とうとう「のだめ」が終わってしまい、寂しい気持ちでいっぱいです。
長い人生の中で、心から感動し、共感して笑って泣いて、胸が高鳴るような作品に出合えることは、そう多くはないことだと思う。
そしてそんな作品に出合えることは、とても幸せなことだと思う。
自分にとって「のだめカンタービレ」は、そんな作品でした。
原作を大事にし、且つファンを大事にして、体当たりで良い作品を作り上げてくれた実写のだめチームに、
心からありがとうと伝えたいです。
この作品に出合えて、本当に良かった。実写のだめチームに万歳!!
CASIO デジタルカメラ EXLIM ZOOM EX-Z85 ピンク EX-Z85PK
私が初めてデジカメを買ったのは15年前、機能も少なく性能も決して良いものではなかったにもかかわらず大変高価なものでした。それは10年間使用して壊れました。
以降このカメラで3台目ですが、今回の物はシャッターの切味が良く手ブレもなく、機能も十分でとても使いやすいと思いました。
これは910万画素ですが、撮った画像を普通にパソコンで見たり(19インチ液晶モニタ使用)LL判写真用紙にプリントしても、1210万画素のカメラで撮ったものと比べて特殊な見分け方をしない限り私には見分けがつきません。
こんな私にとって、これは内容にも価格にも全く文句の付けようがございません。
NHK大河ドラマ 江 姫たちの戦国 完全版 DVD-BOX 第壱集
まるでコメディ映画もしくはコント番組のようなシーンがあったり、茶々と秀吉のラブストーリーをやってみたり、史実ないことをやってみたり・・・、今回の大河ドラマを「最悪」と評価する人もいるとは思う。
かくいう私も最初はそう思っていた。
だが今では、「このドラマが2011年に放送されてよかった」と思っている。
2011年3月11日、日本最大級の地震がおきた。
そして、多くの死傷者を出し、今なお被災地の方たちは苦しい日々を送っている。
これ以降の報道などを見る度に思うのは、「本当の『平和』とはなんなのか?」ということだ。
そしてその答えの一つを表現しているのが『江〜姫たちの戦国』なのではないかと思う。
主人公・江の生きた時代は、「戦国時代」、多くの人が権力者たちに振り回され、死んでいった時代だ。
多くの人が野心に燃え、争っていた時代だという人もいるだろう。私もそう思っていた。
しかしこのドラマを見ている最中、そして終わった後に思ったことは、「たくさんの人が、ほんとうの平和『泰平の世』を願い、考えていた時代なのではないか?」ということだ。
それぞれがそれぞれの考えの「泰平の世」を実現するために戦っていた、そしてそれに勝ったのが徳川家ということではないだろうか?
そんなことを教えてくれたこのドラマが2011年に放送されたのは、まさに運命といえる。
冒頭に書いた理由などから見ていない人、途中で見るのをやめてしまった人は数多くいると思う。
だがどうか平明な目で一度見てほしい。
そうすればきっと、数多くの教えを聞くことができるだろう。