本日も晴れ。異状なし‾南の島 駐在所物語‾ [DVD]
平均視聴率8%と、長いTBS日曜21時枠の中でも最悪の部類に入る結果になってしまった。
しかし、視聴率だけ見ると「このドラマは最低」と思えるかもしれない。
だが、そんなことは決してない。
私見だが、「いままで見てきたドラマのなかで、ベスト10に入る作品」と言ってもおかしくはない。
本作品が始まる前、基本設定を聞いた時は、「これは、『Dr.コトー診療所』と全く同じではないか」と思った。
しかし、「何でこんなに素晴らしいドラマがこんなに視聴率が悪いんだ」今では思っている。
「人が人を思いやる」ことの大切さ、尊さを感じることのできる素晴らしいドラマである。 放送期間中に見ていない人はぜひ見てほしい。
余談だが、私は沖縄を舞台にしたドラマ、映画の出演がきっかけで出世していく女優を「沖縄作品出世女優」と呼んでいる。
それに当てはまると思っているのは、「ちゅらさん」の国仲涼子、「瑠璃の島」の成海璃子のふたりだ。
本作品で玉城美波を演じた夏末エレナにはその3人目になるのではないかと期待して見ていたが、少なくとも本作品をきっかけに出世していくことは難しいだろう。
今後の活躍に期待したい。
キングレコード吟詠剣詩舞会創立20周年記念 キングレコードが選んだ優秀吟士による吟詠特選50
50曲2850円をみて、これは手ごろだと直感し、友人を勧誘し注文した。
ショッピングに慣れていないので、手間取ったが、商品を手に取ったときの感触は、なんともいえぬ満足感を得ることができた。早速開封し、CDをかけてみた。またまた感動した。さすがキングレコードだけはあると、感心した。何回も何回も聞き、いろいろのコンクールに挑戦する意欲がわいてきた。今宵は吟士になったつもりでいい夢を見たいものだ。
海底超特急マリン・エクスプレス [DVD]
子供の頃、24時間テレビでたった1回見て以来、25年間も忘れることができませんでした。なぜか年をとるにつれ、マリンエクスプレスをもう一度見たいという気持ちが強くなり、DVDで発売されていることを知り、さっそく購入しました。当時は大好きなブラックジャックを中心に話を記憶していましたが、今見ると主人公ロックのかっこよさにビックリ!それに、人気キャラが大勢出演しているのにかかわらず、それぞれの個性が上手に生かされてストーリーが組み立てられていることに驚きました。さらに1979年の作品なのに、環境破壊など今でも通用するテーマ・・・やはり手塚治虫はスゴイです。
チルドレン [DVD]
伊坂小説のファンで、原作を元にした映画はすべて見ています。
今作は色々な点で不満が残りました。
ストーリーがそこじゃないだろ〜という・・・。何かずれてました。
でも、☆4つにしました。なぜなら大森南朋が演じた陣内が最高だったからです。
陣内は行動が破天荒、チャラいのに一本すじが通ってる、など一言で表せない複雑な人物なのですが、
大森さんは、上手くまとめあげ、しかもめちゃくちゃカッコよく演じてました。
(この方、大河ドラマで大真面目な武市半平太されてましたよね。もうビックリです)
彼が主演であればもっとよかったのになあ。
石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)
すでに他界してしまった坂口尚だが、手塚治虫は「火の鳥の一部を石坂君に書いてもらいたい」と言っていたらしい。
さて、本題だが、坂口の書いた作品を数本手に取ってみて、繊細な絵に似合いすぎる純粋で内容の深い作品ばかりだった。
本書「石の花」は、「今ある一瞬を大切に生きていたい」とのメッセージが出てくる。その一瞬の大切さを、ユーゴスラビアの複雑性と主人公「クリロ」の視点・クリロのガールフレンド「フィー」の視点などから、戦争という舞台の中で読者に指摘する。
情勢の複雑性に混乱しかねないが、物語だけを拾って読めば、ラストに見える「石の花」の美しさを十二分に味わえるのではないだろうか。