フリー・チベット~チベタン・フリーダム・コンサート1996 [DVD]
これはもちろん、音楽のDVDなんですが、それ以上に、とても勉強になるものでした。
まず、各アーティス/バンドのライブ映像が少ない。一曲通してみられるのってビョークぐらい?
演奏中に色んな映像やインタビューが織り交ぜられてて、でも「それでもいいからチベットの事、もっと知りたい!」と見入ってしまいました。
コンサート後のチベットの人達が主催者側の人達にお礼を述べてはる場面は、涙が出ました。
中国がどんな理由でチベットを弾圧しているか。。。そう言う核心には触れてはいないものの、その弾圧の内容の悲惨さは、十分に伝えられています。
きっと、「この運動に関心を持ったなら、自分で核心を調べて知りなさい」と言う事なんでしょう。
人から与えられた情報だけでは、偏りが生じるし、やっぱり自分から「知る」行動にでないとね。
このような問題がある事すら知らない人達(私も含め)が、チベットの現状を知るいい機会を与えてくれた、アダムヤウクに感謝です!
ビースティ・ボーイズ 撮られっぱなし天国 スペシャル・エディション [DVD]
ブートでしかなかなか見る事の出来ないビースティのライブ、、、
それが満を持してブートレッグクオリティで登場!
周知の通り観客によるホームビデオ撮影なので、見やすく鮮明な画像は期待しない事。
但し、音声はしっかりハイクオリティで問題無し。
曲目は新旧問わず代表的な曲は一通りですが、
地元NY、しかもMSGと言う事もあってか最近はあまりやってくれない曲もやっちゃってます。
3MC1DJのHIPHOPスタイルあり、マニーマークらも参加するバンドスタイル有りで大満足!
DJミックス・マスター・マイクの超人スクラッチビートも見所満載です。
ビースティーのライブは基本的に外れなく楽しいのですが、このMSGでのライブは格別。
映画館でも上映された本作ですが、大画面&5.1CHでの大音量で見ればなおさらの事、
別の評者殿も仰る通り、見た所がそのままMSGになってしまう臨場感です。
特に有力な同アーティストの比較対象品もない事から、評価は5を付けます。
ちなみに個人的にはおまけの「ナサニエル・ホーンブロウワーの一日」が大ヒット大爆笑でした。
Pass the Mic: Beastie Boys, 1991-1996
かなり既発表の写真が多い(過去のCDのパッケージやビデオクリップと同じ写真)。よってとりわけ熱心なファンの方以外にはお薦めしません。
Skills to Pay the Bills [VHS] [Import]
もう10年以上前の作品になりましたが、出た当時とにかく画期的にかっこ良かった。DVDアンソロジーに再録された作品も多いですが、未収録のもの特に冒頭のゾウのアニメと"Slow and Low"のライブは最高です!
Licensed to Ill
このアルバムを説明する時によく言われる「ハードコアとヒップホップの融合」というのは、
あくまで彼らがそれまではハードコアバンドだったことと、DIYの精神、スピリット、メンバーの心意気を言ったもので、
決してこのアルバムの音を反映した言葉ではない。
ロック系のドラム音のヒップホップのリズムにハードロック/ヘヴィメタルのギターを被せ、その上に勢いのあるラップが乗るといった痛快な内容で、
基本的に黒人音楽が苦手な人でも、すんなりと聴けてしまうところが、このアルバムが大ヒットした要因ではないだろうか。
個人的には、ロック系の楽曲なのに突然MCが入ってくるといった”ロックとヒップホップの融合”の類の音よりは100倍かっこいいと思う。
アメビックスの1stをパンクとして認められるような人たちにとっては、このアルバムも充分パンクなんだろうな、と思う。