白詰草話 ~Episode of The Clovers~
このストーリーは、遺伝子操作に対する科学者の葛藤とか、それを受けた人物の気持ちというアプローチから、幸せの意味や、先天的不平等、正義というモチーフを描いたものです。
読み進めるうちに、ちょっと勿体無いな〜とか思う設定があったりして、ストーリー展開の表情がもっと豊かでもいい感がありますが、よく考えられた心の機序が「なるほど」と思わせてくれます。
(新作への期待という意味で、まだまだストーリーを練っても良かった作品だと言っておきます。)
あと、音楽が凄く、信じられないくらい綺麗です。
こんな事言っちゃうのもなんだけどQuartett!よりいい曲あります。
「透明な感覚」のピアノは必聴ですよ。このメーカは一様に音楽レベル高いですが。
皆さん必ずおっしゃる大槍さんの絵もローディストなら覚えがあるはずですw
最近さらに磨きが掛かって、ありきたりなアニメ塗りが嫌な人にもオススメ。
高い評価を多く受けるFFDも、演出の効果は確かに大きいです。
ちょっといきなり過ぎるシーンに目を瞑れば、初めてのこーゆーゲームに選んでもいい一作です。
Quartett!~THE STAGE OF LOVE~(カルテット!~ザ ステージ オブ ラブ~)(初回限定版)
できるならばPC版を一度プレイすることを強くお勧めします。
私は音楽のすばらしさと、シナリオがツボにはまりホロリッとしてしましました。
PC版には確かに声優さんによる声があてられていませんが、それを補って余りある絵の魅力
とシナリオ、さらに今回の「カルテット!」は音楽が題材ですのでBGMもすばらしい!
ので、別に声が入っていなくても十分楽しめます。
じゃ、なんでPS2版買ったんだ?
と、思われるかもしれませんがそれは前作の「白詰草話」の声優さんの声がイメージに
バッチリだったので、今回も期待していたのですが・・・。
今回、ちょっと私的にはキャラと声が合っていないのではないかと感じてしまいました。
途中からボイスはOFFしてプレイしましたし・・・。
ここから完全に私見です、一応学園物(?)なのでさわやかなイメージを演出したかったのか
もしれませんが全体的に声が軽いです。そのため、ゲーム自体に深みが感じられず感動があま
り得られ無かったと思います。
PC版は間違いなく星5つ!
しかし、PS2版はキャラと声が合っていない。年齢制限から作中の絵が無理やり削られて
いたり(元の半分に切ってあるなど)等から、星3つ。作品自体は好きなので全体評価星3つ
とさせていただきました。
くどいようですが、PC版のプレイを!PS2版にない感動を与えてくれると思います。
小さな魔女と空飛ぶ狐 (電撃文庫)
大槍 葦人さんのイラストキャラが、ほんとに動いて会話しているかのような、躍動感を感じる
キャラクタ筆致が見事なライトミリタリな小説でした。
少し読み始めたら面白くて一気に読めてしまった。面白かったー。
天才少女のワガママ振りとか、すぐデレちゃうとかテンポが良くてダレません。
トンデモ武器の開発合戦に巻き込まれ、大迷惑の軍人や民衆。
殺伐としたところも織り交ぜて、緊張感も保ちながら上手に読ませてくれました。
幼なじみのエリート軍人上司(姉系)とか、脇キャラの色っぽいお嬢さんたちも色を添えて、戦闘も十分リアルっぽい。
アクシズの読者にはツボかもですね。MC ☆ あくしず 2010年 11月号 [雑誌]
それにしても貴族でプラチナブロンドのツンキャラって 大槍葦人さん、はまりすぎです。
それに振り回されるエースパイロットの困りようも。同じく。
尚、織り込みポスターの色っぽいイラスト、GJです!(ブルーアイとおそろのBlueStripeShorts!)
ジャグリ 1 (電撃コミックス)
たまに行く同人サークル『70年式悠久機関』の袁藤沖人の単行本ということで購入。
同人だけだと思っていたので、連載していたとは少し驚きでした。
画風は大槍葦人に似ていて、女の子が可愛いです。でもそれ以上に特徴的なのが、
その書き込みの細かさ。本人のサイト「リンドガルス博物誌」にもイラストは掲載されてますが、
ぱっと見ても、その凄さが良く分かります。
とにかく凄い画。
この作風は好みが分かれるところではあるけど、個人的には好きな画風です。
物語自体はまだ始まったばかりで、面白くなるのはこれからかな。
主人公の王子・異国の王女との物語がどう展開するのか、期待大。
大槍葦人ラフ画集総集編 『BETAGRAPH COLLECTION』【書籍】
過去に出版された設定・ラフ画集を1冊にまとめたもので
・BETAGRAPH2(白詰草話):p002〜
・SECRET GARDEN(Quartett、ロマネスク):p088〜
・BETAGRAPH about PERIOD(ピリオド):p174〜
・BETAGRAPH4(企画段階のフェアリースなど様々):p248〜
・BETAGRAPH5(シュガーコートなど):p324〜
の合計400ページになるかなり分厚い本です
収録されている絵は基本かなりラフいですが、キャラクターの設定やデザインの変遷、
同人時代の絵や没企画など様々な絵が収録されていてファンには嬉しい一冊。
「えっこれ18禁じゃなくて大丈夫なの?」な絵もちらほら、いやかなり沢山あります、
芸術なので大丈夫。
ゲーム会社リトルウィッチの作品は大体カバーされているのですが、残念なことに
19世紀のイギリスを舞台にしたメイドさん中心な作品「ロンド・リーフレット」は
このようなラフ・設定画集が出ていなかったのかぽつんと抜け落ちてしまっています。
それだけが惜しい本でした。