はじめの四年間―ローラ物語〈4〉 (岩波少年文庫)
農家の主婦にはなりたくない、というローラに、3年農業をやってみようと
提案した夫アルマンゾ。
そういうわけで、二人の農民としての新婚生活が開始します。
新婚生活とはいっても、決してスウィートなものではなく、農業をやっている
ゆえに、つねに厳しい自然に翻弄され、長男の突然死、火事、病気など、今ま
で大変ながらも明るく強く生きてこられたローラに災難がふりかかります。
著者自身この時代のことは詳しく話したくなかったようで、この作品だけ
幾分文章が簡素で味気ないものになっています。
しかし大変なことがあってもそれを試練として乗り越え、出発点にしようと
する彼らの生き様にはやはり力強いものがあります。
「大草原の小さな家」主演女優の半生記 「ローラ」と呼ばれて (ワニプラス)
TVドラマ「大草原の家」のファンではないが、原作「小さな家シリーズ」が好きなので、邦題の「ローラと呼ばれて」に引かれて買った。読んでみれば、ローラについても、ローラ役についての話もほんの少し。大部分はメリッサ・ギルバートの子役そして女優としての半生記。とはいっても彼女の人生には、常に「ローラ」のイメージがつきまとい、アメリカ国民のアイドルとして振る舞うことが要求されていた。
プライベートな生活でも、出生の秘密や複雑な家庭事情、ステージ・ママへの絶対的な服従など、様々な問題を抱えながら、芸能界を生き抜いていく様は見事。
自分の半生を振り返りながら、まじめに自分と向き合い、正直に現実を語る姿にも感銘する。また結婚や離婚を重ね、アルコール中毒を乗り越え、それでも常に「女優」であり続ける彼女の強さは、読者を力づける。
読む前の期待とはちょっとずれたが、500ページあまりを一気に読んでしまった。
ラン・ローラ・ラン [DVD]
誰にも作れない映画ってこういうものかと思った。
CGを駆使した最近のストーリーのおもしろさの欠片もないような
ハリウッド映画には絶対出せない独自の世界で展開されていて、
見終わった後の爽快感は絶品。オーソドックスな映画が好きな人は
気に入らない作品かもしれないが、最近おもしろい映画見ないな・・
と思ってる人は是非。自分の中の映画ジャンルが一つ確実に増えること間違いなし。
わが家への道―ローラの旅日記―ローラ物語〈5〉 (岩波少年文庫)
この本は「大草原の小さな家」シリーズの最終巻に当たる本です。
ローラ・インガルスとアルマンゾ・ワイルダーが結婚してローズが生まれ、アルマンゾの理想とする農場を目指して両親の家(サウス・ダコダ州)からミズーリ州のマンスフィールドまで約1カ月半(1000キロ)の幌馬車での旅をほぼ毎日記録した日記です。
開拓農民の逞しさ、忍耐強さ、ユーモア等が当時の写真と共にまとめられてあります。
この本は日記なのでドラマ性は殆どありませんので、「大草原の小さな家」のシリーズを最初から順番に読んだ後にこの本に取り掛かるか、最初に読んでからシリーズを読み始めるかは皆さんの好み次第。
私はシリーズを最初から順番に読んでみました。「大きな森の小さな家」が第1巻で全10巻になります。
評価はローラ・インガルスのストーリー作りは日記の為に全くと言っていいほど無いので星4にしましたが、ノンフィクションが好きな人は星5つでも良いと思います。
ラン・ローラ・ラン【字幕版】 [VHS]
人生はちょっとしたきっかけでかわっていく…そのことを
実感させてくれる映画。
ローラの姿には、人間だれもがかかえる、人生を変え
るパワーが体現されている。
最初にでてくるガードマンのひとこと、「ルールは決まっ
てる」、でも、かえるのは自分!
とにかく走りきったあとにさわやかな気分になり、人生を
かえていく勇気がわいてくる、とてもとても前向きな映画
です!