パラマリシヤセンアーンイーおすすめ度
★★★★★
タイトルは、「仙将」という言葉に対するクシャーンという国の言葉です。
31巻はクシャーンの魔術師「仙将」ダイバとの戦いが主に描かれます。
語源はどこにあるのか分かりませんが、何でこんな言葉を覚えているかといいますと、
32巻を待たされたというのもあるのですが、
この巻の戦闘シーンの面白さが何度も読ませてくれるのです。
魔術師には魔術で対抗です。狂戦士の鎧にまたも意識を飲み込まれるガッツ。
しかし、その際に魔術師シールケがガッツの自我が消えるのを抑えるのです。
鎧の力、剣士ガッツの経験に裏打ちされた判断力、シールケの魔力が
組み合わされれば怖いもの無しです。
ダイバを打つ手なしの状態まで追い込むものの、
霧の使途ガニシュカに完膚なきまで叩きのめされます。そこに不死者ゾッドが!!
筋はこんなところです。
絵荒れも全くないどころか、入魂の書き込みです。
三浦先生、待ち続けますので、納得いくまで練りこみ、描き込んだ漫画を
描いていってください。
世界の全てを内在する作品!おすすめ度
★★★★★
漫画を読む趣味はないが久しぶりにはまっている作品。本作には世界を内在している。生と死、品位と愚行、善意と悪意、貧困と富裕、そして限りない野心と無償の愛。中世ヨーロッパをモデルにした架空の時代設定とデビルマンをモチーフにした神と悪魔に似た葛藤。重厚なストーリーに緻密な作画が加わり読む者を飽きさせない深さがある。しかし、あまりに血みどろで性描写も凄いので子供のいる家の棚には不向きだろう。作者へ要望を1つ言うなら1巻だけもう一度描き直して欲しい。2巻以降の作画のレベルに1巻はあまりについて行ってないからである。1巻を書き下ろしてくれればファンはきっと全員買うだろう!!!特典としてヨーダ型クリパックのストラップをつけて1980円で!!
いつ終わるのだろう?おすすめ度
★★★★☆
長いし遅い、発売は年2冊ペースでなおさらだ。
魔法や呪いの鎧?は無くても良かったけど、話を広げる為や人を超越したグリフィスらと戦う為には必要な要素かもしれない。
個人的に旧鷹の団時代の蝕までのテンポや内容はかなり良かった。
今でも良作だけど、変なおっさん使徒なんかシカトして早くグリフィス率いる鷹の団と決着を。
文句もあるけど、やはり読み応えは髄一。おすすめ度
★★★★★
作者はグイン・サーガのファンらしい。あの総数100冊を軽く越え今だに続いている大大長編シリーズ小説である。
ベルセルクも100冊越えを目指しているのだろうか?広がり続ける世界観はなかなかとまらないし……。
確かに、構成とかキャラクターの魅力とか作画とか、そこらへんのぬるいSFやファンタジーに比べたらもう他者の追随を許さないレベルまできている。
もうここらへんでそろそろ展開を早くしてもいいんじゃないの?ガッツとグリフィスの運命が暗転する「蝕」篇まではかなりいいテンポで進んでたのに…。
正直、私は戦いのシーンよりも重厚な人間ドラマの方をもっと楽しみたいので、強くなり続けるガッツに最近はついていけない。と言いつつも、今巻もおもしろいけど…。やっぱり好きだなぁと思いつつ、早い展開と終結を期待し続ける私。
あと、グリフィスの出番も少し増やしてほしい!あまりにも出てこなさすぎて淋しいよ。
1コマ1コマが芸術
おすすめ度 ★★★★☆
「ベルセルク」はその世界観もさることながら、一番の特徴はその描き込み具合にある。
すべてのコマにわたって丁寧に丁寧に描き込んであるので、ページが濃い。「ベルセルク」を読んだ後で少年誌の漫画などを読むと、ページがスカスカなのでその落差に驚いてしまう。
ただその描き込みに反比例するように、展開は遅くなっている。最近は掲載誌での休載も多い。加筆や修正は単行本化前にまとめてやって、せめて連載だけでもきちんと続けてほしい次第。
ストーリーは船出を目前にしてダーカの軍隊と遭遇し、戦闘が始まるシーンから。この巻で初めて魔術VS魔術の戦いが描かれる。まあこういうのは一山いくらの少年漫画とさして変わりがないので、早くガッツの肉弾戦が読みたい。ぜひ甲冑の力は借りずに。