アメリカで評価を勝ち取った、最初の日本人 おすすめ度 ★★★★★
私が始めて、ロッキーさんを見たときの印象は、頭は今時アフロ(しかも中途半端)だし、一緒にいる若い奥さんに軽口を叩かれているし、杖をついて年寄りみたいだしということで、正直どこがそんなにすごい人なんだろうという印象でした。
ただ、日本人で初めてアメリカNASDAQ上場を成し遂げた経営者という一点のみで、この自伝を読んでみました。が、その内容は、、、この人やっぱり半端じゃありません!!
1ドル360円なんて日本がまだまだ経済的に弱い時代に、単身アメリカに乗り込んで、裸一貫で築いた事業はもちろんのこと、本当のすごさは、ロッキー青木個人の破天荒な生き方と哲学にあります。
”人生死ぬまで挑戦だ”の言葉どおり、周りから見ると無茶とも思える挑戦をいくつになってもし続けます。
たとえ体が不自由になっても、とんでもない大失敗をしても、挑戦しないで生きることは死んでいることと同じという、氏の哲学は、同じ男として、同じ日本人として誇りを感じます。(また、その方法というのが無茶苦茶で桁はずれなのがすごい!!)
脚色もそれなりにあるのでしょうが、それにしても事実結果が伴っている点において、氏の言葉は説得力があります。
日本ではあまり知られたビジネスパーソンではありませんが、ぜひ、皆さんにも読んでもらいたい一冊です。
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