新感覚の漫画おすすめ度
★★★★★
初めて読んだ時は、アノ松本大洋が!と思うほど絵柄が違って
いたのでびっくりしました。
面相筆で描かれたようなシンプルな描線と、版画のような
絵が物語とその背景にピッタリ合います。
主人公瀬能宗一郎も謎を秘めながら魅力的に描かれていて惹かれます。
3巻の見所は、木久地との対決なんですが、こんなに漫画を読んで
緊張し、興奮したのは久しぶりでした。
設定は江戸時代なんですが、今まで読んだことのないような、
新感覚の漫画でした。
第3巻も静かに盛り上がる。おすすめ度
★★★★★
第1巻からこの作品のレビューを書いているのだが、第2巻のレビューのタイトルは「静かに、本当に静かに盛り上がりを見せ始めた第二巻」だった。この第3巻も静かだ。静謐といってもいい。瀬能と木久地が対峙する場面もそうだ。狂気は感じさせるが動ではなく静だ。
松本大洋の描く絵には「静かな間」がある。「動」の絵が描かれているコマであってもストップモーションであるかのように感じさせる独特の行間(絵間?コマ間?)がある。だが何故か不思議と動きが感じられる。それが多くのフォロワーが真似できない松本大洋の個性であり魅力だ。
次巻では瀬能の生い立ちが明かされるようだ。今からとても楽しみだ。
それなりにいいとおもう
おすすめ度 ★★★★☆
話の流れから最終回かとおもいましたが、違うようです。
1巻2巻が楽しめた方だったので良かったです。
1に絵・2に内容といった感想です。
絵になんともいえない魅力があります。
広角なアングルカット・特徴のある荒れ気味の線・そしてなんといっても
ピカソの絵のような輪郭からはみ出た目(笑)
わが道を行く作者で魅力的です。