私はキリスト教に入門してずいぶん長いですが 聖書って難しいと思って なかなか聖書を読むことは出来ませんでした。が、この本のおかげで聖書の接し方と新約聖書への理解が出来ました。 そしてクリスチャンで良かったと思うようになりました。 もしあなたがクリスチャンでなくてもキリスト教が理解できるように読みやすく書いているし 三浦綾子自身の話も沢山書いているのでもっと実感できます。 彼女の文学性は言う必要も無いでしょう。
最高の新約聖書入門書おすすめ度
★★★★★
この本は、新約聖書の重要部分を誰にもわかりやすく解説してくれています。
ただ聖書を読むだけではわからなかったことを、自身の体験談を含めて
明解に解説してくれています。
聖書の中のイエスの言葉が、そのままではわかりにくいです。
それを理解したい場合は、この本を読むか、教会で牧師に教わるしかないでしょう。
キリスト教信者ではない人は、教会にはちょっと入りにくいと思いますので
この本を読むと誰もが新約聖書とイエス・キリストを理解できるようになります。
「悲しむ者は幸いである」
なぜ、悲しんでいる人が幸いなのか、普通ちっともわかりません。
これを三浦綾子さんに解説してもらいましょう。
「悲しむ者」とは、自分に神の前に誇れるものをなにもないことを悲しんでいる人です。
イエス・キリストは弱者、自分の罪に恐れおののいている人を救うために現れました。
世の中で最も悲しい人は、神(人間ではなく)の前で、自分は善をしたことがないことをよく知っていて、神の前で悲しんでいる人です。
イエスの来訪により、そのような最も悲しい人が真っ先に救済されるのです。
だから、「悲しむ者は(既に)幸いである。その者は主イエスを信じれば
真っ先に神の救いを得るからです。
三浦綾子さんのこの聖書に対する深い理解は、とっつきにくい聖書を
読みたくさせる力を持っています。
最高のおすすめ本です。