内容は良いのですが…おすすめ度
★★★★☆
原作に忠実でさすが2枚組だけあると思える出来でした。ただ残念なのが、マクシミリアンの声のイメージがかなり違うということ。声が高くて軽い。もう少し低くて落ち着いた感じだと思っていたのですが…。マクシミリアンの声に違和感があり、最後まで気になって仕方なかったです。
遊佐×千尋の絶妙カップル!!
おすすめ度 ★★★★★
元々原作がシリーズ3作品の中で一番好きだったので、今回2枚組でCD発売
されるのを待ちに待っていました。
カットはほとんど無く、期待を裏切らないとにかく素晴らしい出来上がりです。
主演は最近「電王」で更にファン層を拡大させた遊佐浩二×受けの達人鈴木千尋。
15歳年上下僕マクシミリアン×可愛いコちゃん系マフィアの末弟ルカです。
小説だとどうしても主人公のモノローグに頼らざるをえない回想シーンなどを
きちんと子供の声(ルカは女性声優)で音声化して、光景が目に浮かぶよう。
また、加筆されているシーンや、本来なら登場しない前作のヒロイン(?)
小野大輔演じる瑛とルカの会話など、微笑ましい異父兄弟の交流も○!!
今回は前回と違い、きちんと声優同士のトークも入って本当に嬉しい♪
森川レオナルド(長兄)、中村エドゥアール(次兄)も出番は少しですが、導入部分で
その存在感を深く主張しています。また、ルカの学友東堂は「鳥海さんっぽいな」
と思っていたので、ご本人で嬉しい喜び!
原作ファンは当然として、遊佐・鈴木ファンであるならば、絶対に入手して損は無い
と確信します!
硬質な中に不器用な優しさを隠し持つマクシミリアンと、まだ甘ちゃんでも真っ直ぐ
で伸びやかなルカを演じきるお二人の表現力には本当に拍手拍手!
ラブシーンも愛情に溢れていて、原作とはまた違った空気感を持つ部分も新鮮。
…それにしても、鈴木千尋さんが「テニスの王子様」の神尾役でブレイクした頃は、
彼がこんなにも化けるとは想像していませんでした。受け担当声優では間違いなく
トップクラスの実力の持ち主ですね。繊細な声使いが抜きん出ています。
次回は「次兄・エドゥアール編」だと思いますが、遊佐さんと同じく中村悠一さんも
この1年で声優さんとしての勢いが滝登り状態なので、こちらも心底心待ち。
発売を指折り数えて待ってしまう、貴重なシリーズ。CDデザインも美しく、書き下ろし
SSも萠える、文句無しの星5つです!!