気弱な刑事役にデ・ニーロ、じんわりきます。 おすすめ度 ★★★★☆
どんな役でもモノにするデ・ニーロ、今回はマフィアでも敏腕刑事でもなく、臆病者の中年刑事トビー。どこか哀愁さえ感じる地味で淋しい男、デ・ニーロの違った魅力に驚きました。強盗からギャングを救ったり、刑事としてもどんなもんだか?そんなトビーがある事をきっかけに知り合った女性、1歩進んで2歩下がるような恋のなりゆきがしみじみきます、大人の上質ラブコメディ。愛の獲得に犠牲を覚悟して勝ち取ったドビーに拍手。女性にとって理想の男性像かもしれません。ドビーが恋に喜び愛に目覚め、ジュークボックスでルイ・プリマの「たんなるジゴロ~」をかけますが、このシーンにぴったりで印象的、ただ喜びたい・・・トビーの気持ちがびんびん伝わります。心が温まるハッピーエンドにばんざい。
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