偉大な空手家おすすめ度
★★★★★
極真空手全国大会5位入賞。
これは組織が分裂してもなく、周囲の中小流派と平和的に交流している現代の成績ではない富樫宜資vs極真会館での成績である。
誰の指導も受けずに独力で挑み続けるのは凄いと素直に感動できる、しかもそれに満足せず自らが求める極限の空手を完成させた本当に偉大な空手家であると思う。
まさしく極限の空手道!!
おすすめ度 ★★★★★
富樫宜資と聞くと、空手バカ1代での活躍ぶりを思い出すが、この本には極真の全日本大会出場への敬意や大山倍達氏とのかかわりなどが当事者である富樫氏の視点から述べられており、非常に新鮮だ。それ以上にタメになるのが富樫氏の修行内容であり、山篭りから武道空手道の完成までの経緯が非常に詳しく載せられている。武道家にはもちろん、一般人にとっても大きな影響を与えうる内容で、一気に読み進められる作品である。