中学生のときに友達から「エロすぎる」という理由で貰った短編集からずうっと好きな漫画家さんです。私自身マンガ描く時に凄く影響を受けています。何が好きかって、画面の抜け感が好きです。あと鈍い軽さ。東京ではなく近郊。川崎、もしくは西葛西。湘南高速?(だっけ)。そんな感じです。昨日古本屋で違うヤツを買ったけど、やっぱり世界で一番好きな漫画家さんでした。
退屈な日常か、狂気に満ちた日常か。おすすめ度
★★★★☆
人が時間の流れに乗っているのか。人が時間に流されているのか。
例えば自分に何か大きな絶望が襲ってきて、それを受け入れても、
受け入れなくても、ただ着々と進んでいく日常。
退屈だと言う人もいるが、目を凝らしていみればいろんな物が転がっている。
好き嫌いが分かれる作品だと思う。
けれど、好きか、嫌いか。を考えさせるだけでもこの漫画は成功している。
かっこわるくて、かっこいいおすすめ度
★★★★★
青春って、いろいろとめんどくさい時期だ。些細なことでイライラしたり、将来のことで悩んだり。だから、もう一回繰り返したいとはとても思えない。けれど、そのころの思い出は、やたらと鮮やかで、生々しくて、ふとした時に心に浮かんで、僕らをうろたえさせる。
この漫画に収められている作品は、そんな思い出と同じように、心を刺激してくれるものばかりだ。
ぱっとしない日々の中の、ごく個人的なドラマ。それなのに、やたらとこっちの心をひりひりとさせる。
表紙の絵が嫌いじゃなかったら、ぜひ読んで欲しい作品。
評価が難しい
おすすめ度 ★★★☆☆
この漫画、ちょっとマニアックなものばかりを置いてあるお店で、何となく絵が気に入ったので買ってみた。
読んだ感想としては、純文学的な要素が強く、面白いと思える人とそうで無い人との差が生まれてくる漫画だと思う。
村上春樹を理解できるか、できないか、の違いみたいな。
とらえどころのない絵柄と話が独特で確かに面白くもあるが、逆に言えばその微妙な空気感に馴染めない人は辛いと思う。
村上春樹を読んで「結局何が言いたいわけ?」と思うタイプには(実は私もなのだが(笑))お勧めしない。
ちなみに私自信の感想としては、「嫌いじゃないけど特別面白いと思うわけでもない作品」と言う感じだろうか。