+ ボーイソプラノ +

ボーイソプラノ

吉川 良太郎
おすすめ度:★★★★★
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巴里のハードボイルド探偵は、眼帯と珈琲と和製煙草がお似合いだ。
おすすめ度 ★★★★☆


引き続き、パリ<パレ・フラノ>の街が舞台。

前作は人が人を捨て、自分を解放を試みる話。
でも今度は人と人の触れ合い、愛情、温かみのあるストーリー。
「ペロー〜」にもちょこっと出てきた「眼帯を着けた無表情の探偵」が主人公だ。

探偵の名はヴィッキー。
彼の元に、一人の少年が尋ねてくる。用件は人探し。
相手は訳ありの神父。どこからともなく血の匂いが彼を誘う。

秘密裏に入手された、驚くべき生物兵器。
<ルナルダン・セキュリテ>の幹部の謎。
美しく強い鋼の肢体を操る女ローニン・シモーヌに、愛すべき人猫・ペロー。
個人的には一卵性双生児のハッカーが好ましい。

彼らがフラノの作った人工の箱庭の中で生きている。
愛し、愛され、憎み、そしてやはり愛していく。

こんなパリの街が観たかった。
是非、ノワール好き、パリ好きに読んで欲しい一冊。



探偵は、未来の世界で孤高を守り続けらるのか?
おすすめ度 ★★★★☆

舞台は、未来のフランス。ギャングが支配する歓楽街で、自らの正義を貫く私立探偵が主人公。
そこに持ち込まれた事件は、失踪した神父を探すこと。とたんに周りに現われるギャングたち。そして、死体の山。神父の抱える謎は?神父を探し出すことができるのか?

謎自体、依頼者の正体、登場人物たちの過去、謎を追う過程で遭遇する事件、強化した肉体での格闘戦など、読み応え十分です。

「ペロー・ザ・キャット全仕事」の続編です。前編で活躍した人々が、主役、脇役となり、登場します。
彼らの過去が、明らかになっていくというお楽しみも付いてます。天才的な殺し屋等、今回からの登場人物も魅力的です。

もちろんSF色も健在。未来の世界情勢、生活、そして兵器。

テーマが異なるためか、前作に比較し、謎も深まり、落ち着いた雰囲気の印象を受けました。この本から読んでも大丈夫ですが、前作から読んだ方が楽しめます。


前作よりイイ
おすすめ度 ★★★☆☆

前作はかなりある漫画のエピソードをそのまま引用していて、内心穏やかではなかったが、今回は少しその点は改善された。しかし、独特の世界観・キャラ立ちの良さは特筆。


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