実録 中村天風先生 人生を語る
市販されている天風先生の本とCDは、ほとんど持っていますが、この本は値段の高い他の本にも引けを取らない内容のものであると思います。
最初と最後に、著者の森本さんの文章が少しあるほかは、天風語録で、ちりばめられています。
持っている本の中では比較的、後から読んだ部類に入りますが、それでも初めて知る内容のものが多く、影響を受けた言葉も多数ありました。
私の中ではベスト5に入る、何度も読み返す大好きな本です。
フライト・オブ・フェニックス <特別編> [DVD]
数十年前、小学生だったボクは、TVで「飛べフェニックス」という洋画を観ました。
人間と人間の醜い部分がぶち当たる作品で、子ども心に強烈な印象が残った映画でした。
今回の作品はそのリメイクということで、現代劇ではどうなるのか楽しみに観てみました。
冒頭から主人公であるCー119輸送機の美しいフライトシーンから始まります。
模型ではなく本物を飛ばしているだけに、迫力の映像です。
その後すぐ、恐怖の墜落シーンとなり、砂漠に墜落した乗組員のサバイバルが展開するわけです。
この作品、軽いロックのBGMに乗って、出演者も目玉なしで、
B級映画の臭いをプンプン漂わせていますが、それが逆に新鮮で面白く十分楽しめました。
VFXバリバリの妖怪退治映画や宇宙人をやっつける映画などがまんえんするなかで、
人間同士がぶつかり合う男と男の対立や友情を描いていて、
極限状態のなかでいかに生き延びるかに引き込まれました。
主役のデニス・クエイドは平凡でしたが、サディスティックな役柄のジョヴァンニ・リビシが良かったです。
紅一点、ミランダ・オットーも花になってました。
最後、生還したメンバーのその後を紹介するフォトが面白かったですね。
DVDの仕様では、とにかく音がスゴイです。重低音で響いてきます。
風景は砂漠以外のなにもない作品ですが、久しぶりに現実的で化け物の出てこない男っぽい傑作に出会いました。
飛べ!フェニックス [DVD]
傑作の呼び声高い1965年の「飛べ!フェニックス」のリメイクのようです。飛行機の残骸から飛行機を作るというアイデアからしてそうですが、昼間の砂漠での作業、中の描写など、ツッコミどころ満載ではありますが、なんとかリアリティ破綻の一歩手前でふんばっているし、許せます。
ハラハラドキドキのワクワク感のあるストレートな物語には好感が持てるし、音響と映像は大迫力。特に、砂嵐でC-119が砂漠に墜落するシーンは凄かった。主演のデニス・クエイド、ジョヴァンニ・リビシ、ミランダ・オットーなどの演技は、まぁ普通ですかね。
音楽は、アウトキャストの「ヘイ・ヤ!」に合わせて踊るシーンやスティーブ・ウィンウッドの「ギミ・サムラヴィン」が劇中でもエンドロールでも使われていて、久しぶりに聞いて映画とは関係なく嬉しかったです。
飛べ!フェニックス [DVD]
確か最初に観たのは小学生の頃,NHKのテレビ放映だったと思います。
絶望的な状況下で人(複数)はどう決断できるか?という永遠のテーマを見事にエンターテインメントとした傑作です。
今回,押井守氏のインタビュー記事で,監督がハリウッドの過酷なマッカーシズムの体験者であったことを知りました。
「政治」を志す若い人に,是非一度視聴をお勧めします。(「坂の上の雲」なんかより百万倍有益だと思います。)
飛べ!フェニックス [DVD]
「おもちゃの飛行機屋」と言われ反論し青年。おおきな飛行機より小さな「おもちゃの飛行機作り」は難しい。
不時着し絶望していた彼らは故障した飛行機を自らの力で飛ぶ飛行機につくり変えた。
そしてパイロットは賭をした。飛行機は飛んだのだ。
彼らは救われたのだ。
それにしても、すごい役者が勢揃い。涙が出そう。
男の反発と友情。さあ、生き抜く戦いに参加しよう。最高の男っぽい映画。