ルサンチマン 新装版 下 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
新装版の仕様としては基本的に上巻と同じ。具体的に説明すると、本編は特に変わりなく(カラー原稿もモノクロのまま)、単行本巻末のおまけもそのまま収録。中の印刷が黒でなく紺みたいな色というのも同様(個人的にこれが新装版の最大の短所の様に思える)。あと単行本の付加要素において最も重要といえる「4巻の表紙とカバー裏のイラスト」は未収録。
どうも短所の方が目立つものの下巻には描き下ろしの「オマケ漫画」が収録されています。詳しくは書かないけど「越後のその後」をすこし見れます。ただ、わずか2ページという代物なのでこのために買い直す価値があるかは人によるとしか。余談だけど花沢先生はどんどん可愛い女の子が描けなくなっていくなあ。
色々言いましたが作品自体は最高なので未見の人は是非。新装版の方が(若干ですが)安いので上記の問題点が気にならないのならこちらでも良いと思います。非モテのバイブル的に祭り上げられがちですがそういうの抜きでも単純に面白い漫画です、とか言って読むだけで嗚咽が止まらなくなるのですが。失礼しました。
特火点 花沢健吾短篇集 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
他の方が言われる通り 製本が悪い 私の購入した本は本自体に問題がないのだが 本を包んでいる カバーが小さく 本の大きさに見あっていない 本のカバーは明らかにサイズの計り間違いでは と 思う 花沢先生の作品は良い作品ばかりなので 今回の 特火点は 予約を入れて購入したのだが、販売前の検品作業段階で カバーの計り間違えだけは気付いて頂きたかった。
ルサンチマン 新装版 上 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)
著者の初連載作品の新装版。ストーリーについては内容紹介にもあるので割愛。連載時は局所的支持があったものの商業的には成功せず打ち切りとなったわけだけど、理由としては、やはりいわゆる非モテの心情を余りにもストレートにぶっちゃけ過ぎたってのがあるかもしれません。この辺の表現は作品を重ねる毎に洗練されていって後の「アイアムアヒーロー」のヒットに繋がっていくわけですが、個人的には荒削りな部分も含めて此方の方に惹かれるものがあります。アイディアやガジェットは今読んでも古びてないので未見の人はこれを機に読んでみることをお勧めします。
新装版としてみると単行本巻末の設定資料集もそのまま(上巻には単行本2巻までの分を収録)、カラー原稿の復刻ということもなく、基本同内容なので表紙絵に魅力を感じないのであれば買い換える必要はないかと。あとひとつ気になるのはこの本、なぜか全ページ文字や絵が黒ではなくて紺がかった色で印刷されていて、これはどうにも余計な工夫のように思えます。
下巻についてはそっちにレビューを書いたので宜しければ参考にして下さい。
ボーイズ・オン・ザ・ラン DVD-BOX
良く調理されたドラマだと思います。
下ネタ満載の花沢節もあの時間帯とはいえ、良く再現されていました。
個人的に花役の平愛梨さんが可愛かったので、後半は原作以上に楽しませてもらいました。
そして、主人公の田西役の丸山氏に関してですが、個人的にはかなりの適役でした。
あの田西独特の童貞臭をうまく出せていました。
原作を大幅に改悪するいわゆる原作レイプのドラマも多い中、原作の良さを上手く引き出しつつ、原作の後味の悪さや胸糞悪さを上手く調理出来ています。
個人的に原作よりこっちのほうが好きです。
原作を観た方はもちろん、興味のある方は是非観てみてください。