This Last Night in Sodom
80年代の前衛シーンを代表する超傑作。
ファーストのような流れるようなメロディーの、耳に残るエレポップとは違い、破壊的、本能的衝動的、カオティック、よりドラッグ的夢幻的、スペイン的、バタイユ的なグシャグシャな世界がドロッと展開していく。
またR&B、ソウル的な足腰も備わり2人組エレ・ポップ・ユニットとしてはすごい所まで行っている。歌詞内容もすごい。
ただ、とっつきにくい理解しにくい音楽なので、じっくりと聴き込もう。
マーク・アーモンド&ザ・マンバスの1st,2ndもいいアルバムだけれど、この「ソドム最後の夜」は中味が濃い。マーク・アーモンド&ザ・マンバスの1stと並ぶマークの最高作ではないでしょうか。
こういうアルバムがかなりの量出た1980年代は決してロック暗黒時代などではない。評論家が馬鹿なだけなのですね。