Golden Age ~ 黄金世代 ~ 全国高校サッカー選手権イメージソングコンピレーション
高校サッカーは幼少のころからの大ファン。当時実家は大宮サッカー場から徒歩15分で、通いつめたものです。
こちらのアルバムはそんな懐かしい思い出が溢れんばかりの代物。
お正月に高校サッカー御覧になっていた方なら必ず郷愁に浸れるはずです。
ただ歴代のテーマソング全てをカバーしていないのがとても残念。
私的なお気に入り「NEXT〜ゴールしかみえない」は是非、もう一度聴きたかった・・・。
残念です。
勝負哲学
熾烈な勝負の世界で明暗を分けるのは、ほんのささいなことだったりする。
――勝負の神は細部に宿る――
サッカーの評論家やサポーターがシステム論や、交代のタイミング、チーム作りについて、大上段に構えて「べき論」を振りかざすが、
(もちろん、サポーターはそれで生計を立てているわけではないのでそこに責任は生じないので、まったく問題ないのだが)
岡田(元)監督の話を読むと、「評論家」と「現場の監督」では、こうも試合の準備、試合中での思考・試行に対するパラーメーターの「数」も「次元」もまったく違うのか、と思わされる。
羽生(元)名人の話は、これまでの著作でも主な考え方は既出である箇所もあったが、それでも岡田(元)監督との対談で、その大局観や、日ごろの準備、対局中に心がけていることなどがさらに引き出されている。
個人競技の「将棋」と、チームスポーツの「サッカー」。
対象は異なっていても、その取り組み方やアプローチについて、その道を究めようともがき苦しんだ者同士からこそ見えてくる共通点や、共感されている箇所が随所に散りばめられており、のめりこむように一気に読み終えてしまった。
一流同士の対談であり、読み応え十分。
この内容の密度、濃さで1500円なら、(個人的には)「買い」だと思います。
最高の一冊でした。