アウベルクラフトオリジナル・ブックバンド(モスグリーン)
前世紀の大学生はこのブックバンドをよく使っていたと思います
生地の肌触りも、留め具の具合もよく、きっちり固定されずれません
紐の長さも絶妙で色も落ち着いた良さを醸し出しています
シェーンベルク:グレの歌 (バイエルン放送交響楽団60周年記念演奏会 ライヴ収録) [DVD]
私の手元には「グレ」のCDが10枚以上あるが, DVDで観るのは, これが初めて. 先日, Presto Classicalで入手したけど, 12月にNaxosから販売されるとなると, 入手しやすくなるね.
昨年秋のMunich Philharmonieでのライブ演奏. あまり大きなホールではなさそうで, 150人ほどのオケの後ろに男声合唱が並び, さらにステージ横の2階席にも女声合唱陣が並んで, クライマックスのトゥッティは大迫力. 自宅にはサラウンドがないので, 2chのステレオで再生したけど, トゥッティで音が荒れるのは残念. これは他のCDやSACDでも同様だから, デジ録そのものの限界かもね.
それにしても, 演奏はなかなか良いよ. 特に山鳩の藤村実穂子がすごい. 山鳩の出番は少ないのに, むしろ主役のトーヴェ(Deborah Voigt)やヴァルデマール(Stig Andersen)を喰ってしまうほどの素晴らしい出来. ステージ上での出番待ちの間は, 露にした肩と喉が冷えるのを防ぐためにマフラーのようなものを巻いて待機して, 椅子の下に隠しておいた魔法瓶のようなもので喉を潤してから歌い始めるなど, DVDならではのシーンも観られる. 彼女の素晴らしさは, あちらでも高く評価されたようで, 彼女の公式サイト(http://www.mihokofujimura.com/review_jp.html)にそのレジュームが記載されている.
それから, 道化師と, シュプレッヒャーもなかなか良い. ヤンソンスの指揮は, 後期ロマン派特有の旋律の濃厚な陶酔感を強調するよりも, むしろキビキビしたリズム感と, 特にラストの前のオケのスゥイング感も独特の味.
いわゆるドデカホニーの教祖としてのシェーンベルクの教条的なイメージとは全く違う面が聴ける「グレ」は, 保守的なヴィーンの聴衆にも抵抗なく受け入れられた唯一の作品だよ.
屋我地島の塩
一言で表現すると、とてもマイルドな味ですね。塩にも色々と種類があって、個人的には詳しい訳でもないのですが、この「屋我地島の塩」はいかにも塩という感じはほとんどしません。
ですが、この塩を使っておにぎりを作ったら、これが実に美味い。普段、食べたり食べなかったりのうちの子供もパクパク食べていました。
真夏の熱中症対策の塩分補給として、水筒にひとつまみ入れるのもいいかもしれませんね。
そういえば以前、沖縄旅行にいった際に、ふとしたきっかけで屋我地島に立ち寄ったことを思い出しました。本島から橋を渡っていけるのに、どこか離島のたたずまいのある雰囲気のある島だった。
あののんびり感をなんとなく思い起こさせてくれる味。
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 作品23 [DVD]
確かに映像的に少々やりすぎの面もあります。
特に最後の部分ではピアノが空っぽで、鍵盤のみ動いて明らかな合成と
思われます。しかし国産の音楽ビデオでは、ほとんどこの様に凝って
映像を作る事は皆無ではないでしょうか?
しかも30年以上前に、これだけの音楽ビデオを作るなんて、逆に
クラシック音楽に対する姿勢が、日本とかけ離れている現状に驚きます。
派手な映像処理とは関係なく、冷静に淡々と弾くワイセンベルクの演奏が逆に素晴らしい。
『鋼鉄のタッチ』と呼ばれるワイセンベルクの指ですが、とてもきれいで暖かそうな感じがします。
第1楽章のカデンツでそれがよく映し出されます。
終楽章の最後の聞かせ所のオクターブ重音奏法は圧巻。
カラヤンの指揮も素晴らしい。
アマチュアの方には不向きと思いますが、学習者、演奏者には
色々と勉強になるビデオではないかと推薦します。