福島原発の闇 原発下請け労働者の現実
1979年当時にはまだ朝日新聞系の出版社にもこうした真っ当な道義と気概を
感じさせる本を出せる編集者がいたんですね ... 。
私は25年前チェルノブイリ原発事故があった時、小さな広告制作会社で某電
力会社の広報誌の創刊に関わった経験がありますが、その頃の朝日新聞と言
えばもう原発推進ドップリの論説委員が覇権を握っており、大広告主である
電力会社との繋がりも深くなり、事実、岸田某とかいう東大出の学者くずれ
みたいな論説主幹が広報誌の監修顧問におさまっていました。と言っても、
実際には名ばかりの存在であり、たまに原発全面擁護の「きれいごと」記事
を寄稿する程度。それでも彼には毎回ン十万という流行作家なみの監修・原
稿料が支払われていましたわね ... 。この本を上梓した堀江邦夫・水木しげる
両氏の原稿料など知る由もありませんが、せめて岸田某に支払われた半分だ
けでも取り返して渡してあげたい気分です ... ったく。この本を読み返すに
つけ、これまで原発推進の片棒をかついで潤ったメディアの輩一人ひとりに
己の責任を釈明してもらいたい気持ちが強くなります。いっそ、当時彼らが
そこかしこで書いた原発礼賛記事やら社説を集め、この本と同じように復刻
出版してはどうですか?朝日新聞さん。
鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~ [DVD]
質の高いNHKスペシャルを手軽に観られるのは、とても嬉しい。
「芸術祭」で賞を取らなければ間違いなくDVD化はなかっただろう。
もう少し手頃な値段にして、他の作品もどんどんDVD化してもらいたいものだ。
「戦争を知る」というよりも、生きる、生きたいとはどんな事なのか、それを90分で理解できる。昭和17年と昭和46年の水木しげる氏のドラマが同時進行することで、その効果はいっそう増す。芋やバナナを「心の底から美味い!」と思うことが出来ない現代人……私も含めて考え直さなければいけない課題である。
特典映像は必見である。
水木氏のインタビューで、この漫画原作で、読者に訴えたいことを聞かれたときの回答は傑作である。
その他、メイキングも傑作だ。映画並みの製作である。このドラマをフィルムで撮影できなかったのが惜しまれる。
香川照之は今人気の俳優だが、役作りの力の入れようが凄い。漫画から飛び出してきたような演技をする。彼のベストワークの一つだと思う。
注意しておきたいが、このDVDはドキュメンタリーではない。戦記漫画「総員玉砕せよ」を再現VTR、昭和46年の水木氏は、脚本家が創作したフィクションであり、完全な「ドラマ」として考えるのが正しい。
ジャケットに鬼太郎とねずみ小僧が写っているのは流行を狙ってのことだろうが、それだけを期待して購入するのはちょっと……と、鬼太郎マニアには伝えておきたい。
ゲゲゲの女房 完全版 DVD - BOX 2
極貧生活、これでもかと襲い掛かる困難に
一度は漫画化を諦めようかというところまで追いつめられた村井家。
そんな16週に茂も「テレビくん」でメジャーデビューを果たし、同年漫画家受賞。
ようやく陽の当たる道を歩き出します。
諦めずに自分のスタイルを貫き通した茂
その才能を信じ続け、支えてきた布美枝や戌井さん
「うちの人は本物の漫画家ですけん!」と
漫画家の妻として生きる娘の覚悟を目の当たりにした源兵衛
茂夫婦を見守り続けたイカル、イトツそれぞれの大きな喜びが伝わってきて
受賞シーンでは涙が止まりませんでした
水木しげるの新・妖怪伝
カードゲームというのはルールが複雑なもの。やはりこのゲームもルールが複雑だった。ルールを把握するまで苦労するし、人によっては把握するまでに挫折してしまうと思う。また、バトル時間が長くてダレてしまうのも残念。
ゲゲゲの鬼太郎 2 [DVD]
ゲゲゲの鬼太郎(妖怪系)イコール(ホラー系)ですが、登場する妖怪達が可愛らしくちっとも恐くありません。
全体的にコミカル的かと思えば…『呪われた映画』は意外に恐いです。
最後の方が恐く観たときは悲鳴を上げてしまい、その挙げ句その場面が夢の中に出てきてうなされました(笑)。
おおげさかもしんないけど僕個人かなり恐い話だと思いました。
小便はチビりませんでしたが…。まぁ、ンな話もありながらも鬼太郎はおもしろいです…。