世界ウルルン滞在記 向井理 カンボジア編 2007 &2011 ディレクターズカット版【DVD】
2007年、デビューの翌年に「カンボジアで畑作りしよう」と向井君に白羽の矢が。
「明大農学部出身なので、頑張ります。」と明るく応えて村へ。しかし、カンボジアで畑を作るイコール、内戦で埋められた「地雷を除去する事」だという事実に直面。一日で4、5人が地雷で亡くなる現実に顔色の変わる向井君。
それでも地元のピンさん家族の畑作りの手伝いに取りかかります。地雷の除去作業で生活費を捻出するビンさん。夫であり2人の娘の父でもあるビンさん。夕方お父さんが無事戻るまで、毎日不安で仕方がない家族。
「死と隣り合わせの日常」がそこにあります。目の前で地雷の爆破を直視し恐怖に青ざめながらも、男 向井理が立ち上がります。
金属探知期を手にしたお父さんの後を「怖い」と言い乍らついて行き、目の前で弾の破片が次々に見つかります。恐怖におののく向井君。チェックが終わると、やっと生い茂る木を斧で1本ずつ切り倒します。全てが手作業なので気の遠くなるようなしんどさです。
3日目、ようやく木の根を払いブルトーザーで整地した土地を見て、お父さん、お母さんが「夢は叶うのね。」と言うと向井君も初めて輝く笑顔を見せるます。これが本当に美しい!
その土地に夢だったマンゴーの苗を植え、「平和」と書いた看板を建てます。「平かで和む」ようにと…。
向井君の第一印象は、知的で上品ですが、「素」は、もの凄く男くさくて精悍。地雷除去、整地、マンゴー植えまで僅か5日でやってしまうのですから。しかも不平一つ言わずに。2011年版では、町の園芸の種を売る男性が「どうやると良く育つか?」との質問に「わからない。」と曖昧な笑顔で返答されると「笑い事じゃないよ。これで飯食ってるんだから、ちゃんと勉強しないとダメだよ。」と一喝します。サムライだねー!!
余談ですが…このDVDは放映されなかったカットが入っているのですが。「男 向井」溜めた雨水で「水浴び」をして凌ぎます。その水がお世辞にもきれいとは言えない。でも気にせず「腰タオル」のみで頭から水をかぶります。直後「腰タオル」がはらりとはずれかかり、「放送できない!」と慌てて巻き直します。「タオル、落ちろ!」と願ったのは、私だけではないはず(笑)スタッフが、向井君に「目にゴミが入ったよ。」と芝居をさせ、ある女性の元へ連れていくと、なんと直に「母乳」を目に「注入」される。「いろいろな意味でありがとうございました。」とお礼を言う所もとってもチャーミング(笑)「あなただから、してあげたのよ。」海外の人妻にもグローバルにモテます。
向井君帰国の前日、お父さんが「地雷除去で生活するのは辞める。」と宣言。畑で生きて行く事を決めます。それを聞いた長女の心から安心した涙は、本当に暖かでした。これは向井君の命がけの奮闘があればこそ。僅か25歳の青年が地雷に苦しむ一家族を「幸せ」へと導いた瞬間でした。
別れの朝、「またね。」とぎりぎり涙をこらえて、やせ我慢した向井君は、本当に本当に素敵でした。
以降「ゲゲゲ」で国民的人気者になった向井君、「またね。」を守るべく4年ぶりでお父さんを訪ねます。せっかくの畑も水の便が悪く、残り1本を残してマンゴーは枯れてしまったそう。再び「井戸」を掘ろうと立ち上がる向井君。自腹でついに井戸を掘り当てます。最初の水を沸かしてお父さんを五右衛門風呂に入れてあげる向井君。お父さんの土地に水を引けば、周辺住民も農業で自活出来るのという配慮です。水の整備の御陰でとうとうマンゴーが実り、食べられるようになります。「息子に食べさせたい。」とそのマンゴーをジャムにして、ついにスタジオの向井君が、口にします。その時の「涙」の美しい事と言ったら!!4年前に植えたお父さんののマンゴーを口にするまで、マンゴーは食べない!と「マンゴー断ち」してたのですから!(なんて男らしいんだ!)
戦争のない安全で清潔な国に住めるという事、野山を駆け回って思う存分遊べるという事が、当たり前ではない国がたくさんある。その事を知り、自分には何が出来るだろうか。感謝の心と戦争の悲惨さについて深く考えるDVDとなりました。
向井君のただものではない所は、この番組を「一仕事」と捉えるのではなく、その後もカンボジアの未来について考え、自分に出来る事は何かと思索し続けている事。ついに「カンボジア大使」になりましたね。
努力家で辛抱強く情愛があり思慮深い。何と言っても「男らしくて逞しい」向井君に魂掴まれた1本でした。理ちゃん、生まれ変わったら結婚して。
さくら
シンプルなピアノにのせただけのヴォーカルなのですが、心にすっと入ってくてジワジワ歌詞が染みてくるような感じ。音楽を聴き終わった後でも歌詞の意味が自分の中に残っていて、ついつい口ずさみたくなります。歌詞も曲も歌声も完全に自分のものにしていて、堂々と歌い上げているのがビンビン感じられて好感をもった。
インド旅行記〈1〉北インド編 (幻冬舎文庫)
僕はテレビといえばニュースくらいしか観ないので、中谷美紀という女優も実は知らなかった。
この本は、彼女が映画「嫌われ松子の一生」の収録後、心身とも疲れ果て、
いわゆる「燃え尽き症候群」を解消するために、
ひとりインドに乗り込んだ38日間の日記である。
彼女に対して感心したことは、
◆高度な英会話力を含む英語能力を持っていること。
◆度胸があること。
◆文章表現力と、感性が素晴らしい資質を持っていること。
◆かなり本を読んでいるらしいこと。
◆衛生面に関して慎重であること。
彼女の旅の特徴は、バックパッカーの旅のスタイルを踏襲しているが、
◆ホテルは高級ホテルから、こぎれいなヨーロッパ風のペンションを利用し、
いわゆるケチケチ旅行とは一線を画すこと。
◆時にはガイドと一日中契約し、効率的な旅をしたり、
◆ヨガの教室を併設したホテルに逗留し、本場のヨガを体得したり、
◆お役所仕事の警察署長に対し、自分は「日本の大物女優である。日本に帰国したらインド警察のやる気のなさを公にしてやる」と恫喝し、その後、態度が豹変した署長にパスポートの盗難届を受理させたりと、
貧乏旅行記はずいぶん読んだが、これは、オリジナリティーあふれる中谷美紀流の旅行記である。
写真の腕もなかなかのもので、カメラアイが実に素晴らしい。
「一芸に秀でる」という諺があるが、彼女は「多芸に秀でている」天才女優だと思った。
世界ウルルン滞在記 Vol.9 つるの剛士 [DVD]
まず最初に思ったこと・・・『チャラいっ!』 (笑)
今よりも若干痩せていて、(このDVDの中でご自身でもおっしゃってますが)『へらへらしている』若かりし頃のつるのさんを見て、始めに抱いた感想でした。
でも、中身はまんま今と変わらないつるのさんです。
思いっきり笑ったり、少し抜けてたり、若干ウザかったり(笑)
あまりネタバレしたくないので詳しくは言いませんが、本編に彼が涙を流すシーンがあります。
その涙の綺麗さに心を奪われました。決して綺麗に泣いてるわけではありませんが、子供のように顔をくしゃくしゃにして泣いているつるのさんを見て、上手く言えませんが・・・なんだかこちらまで胸が苦しくなるようでした。
つるのさんが好きな方にはオススメの一本です。
そうでない方には無理にオススメはしませんが。