ACOUSTIC GUITAR 中川イサト FOOTPRINTS フットプリンツ
muteもtaping harmonicsのどちらもエレキギターで多用される奏法ですが、これをアコギでやろうとすると意外なほど難しいです。
特にMuteしながら指ですべてのラインをなぞるのには馴れが必要だとも感じました。
イサトさんは押尾コータローさんの師匠としても有名ですが、曲調は押尾さんとは全く別物だと思います。
お洒落な感じの曲もあれば、京都のお寺を思い浮かべるような曲もあり、弾く度に一人、悦に入ってしまいます。
お気に入りは海市という曲です。この本の中でも簡単な方ですが、不思議な響きに癒されます。
有名なものはOpus-1310やきつねの嫁入りあたりでしょう。
難易度はそれなりにありますが、ヘッジスのような派手で難しいテクニックはほとんど使わないため、基本的なソロギターの奏法ができれば弾くだけなら簡単でしょう。
絶版になってしまう前に手に入れたい楽譜の一つです。
中川イサトさんのベスト盤の楽譜なので、ソロギタリストなら持っていて損はありません。
初心者から上級者まで幅広く対応 アコースティックギター教本 中川イサト著
中川イサトさんが93年に書かれた教本と同じ内容です。
いわゆる流行歌のコードを紹介した初級者向けの本などと違って、
ストローク、ピッキング、アルペジオなどあらゆる奏法の基本的なエッセンスを紹介しています。弦の種類、選び方、チューニングの仕方などについても、上級者目線で考えても、上級者が初心者にアドバイスする観点で考えても申し分ない内容だと思いました。教科書として持っていて損はない一冊だと思います。
伝説のフォークライブシリーズ VOL.1<ディレクターズカット版> [DVD]
この「伝説のフォークライブシリーズ」は、VOL.1~VOL.3まで3枚発売されていますが、私は3枚とも買いました。いずれも2時間程度の内容で、しかも各アーティストの代表曲が1999年当時のライブで見れます。70年代のフォークが好きな方なら3枚とも「買い」だと思います。
このVOL.1ですが、高田渡編は、京都の磔々で収録されています。高田渡がメインの曲が10曲、いとうたかおがメインの曲が3曲、シバが2曲、村上律が1曲、中川イサトが2曲、中川五郎が2曲という構成です。
高田渡のパートは、映画「タカダワタル的」を思い出させてくれます。
ステージでのしゃべりも入っていますが、ちょっと聞き取りにくい感じです。
三上寛編は、東京でのライブで、一人でギター(アコースティックではない)を弾きながら、「夢は夜開く」や「パンティーストッキングのような空」など彼の代表曲5曲が収められています。
元々テレビ番組用のものですので、間にインタビューが入ったりしますが、そういう場合にありがちな、曲が途中で途切れることはなく完奏状態で収められています。その点でも好感が持てます。
お茶の時間
全11曲中4曲がインストウルメンタル。作詩はKINTA、作曲はイサトさん。参加ミュージシャンは、細野晴臣、林立夫、駒沢裕城、中川五郎、浪速岸之助、木田高介、野間武麗九、青木智子、本間仁子、畠山知子。タイトルの「お茶の時間」のとおり、ゆったりとした街の情景を思い浮かべられる、現代の忙しい時間ではなく、ある意味でもっと人間らしいリズムを感じ取れるアルバムです。
タカダワタル的 memorial edition [DVD]
会場に足を運ぶなんて十数年ぶり。どうしても観たかった。映画が終わってもなかなかイスから立ち上がれなかった。係りの方に追われるように会場を出された。何度も繰り返し観ていたかった。2月にDVDの発売を渡さんから聞きました。また渡さんに会える!