トラスト・ミー
須磨さんです。よりにもよって「クロマティ高校」です。びっくりです。
カップリングの「クロマティ高校校歌」は、ボーカルがサンプラザ中野ですが、演奏は美狂乱。
(作詞・作曲も。ということは、漫画に載っていた歌詞と違う?)。
すごいことになってます。いやあ、心の底から楽しみですねぇ。
映画パンフレット 「トラスト・ミー」監督ハル・ハートリー 出演エイドリアン・シェリー/マーティン・ドノヴァン
今でも、中古で買ったLDプレーヤーと19型の液晶TVで映画を観ることが時々ある。そこでよくかけるのが、輸入盤LDの「トラスト・ミー」。この映画、日本ではレンタルビデオのみのリリースで、アメリカでもDVDが既に絶版。近所の店には当然VHSなど置いているわけがなく、今や観る手段はこのLDのみ。何度も観ているのでセリフはある程度わかるが、ちゃんとした日本語訳も手元に残しておきたい、と思ったところにこのパンフレットを発見。劇場で観たのは、池袋で「シンプルメン」との2本立て(至福の組み合わせ!)だったので、初上映がシャンテ・シネだとは知らなかった。ここのパンフレットは本編のシナリオが採録されており、内容も充実しているので即購入。竹中直人氏の『私はこんな映画観ない方がよかった・・・!!!』というエッセイには思わず笑ってしまった。
「トラスト・ミー」は。親娘ゲンカのはずみで父親が急逝し、家を追い出された16歳のマリア(エイドリアン・シェリー)と、TV嫌いの電器技師マシュー(マーティン・ドノヴァン)の出会いを描いたボーイ・・・いやマシューは32歳の設定だから、マン・ミーツ・ガールの物語だ。ドラマが繰り広げられるのはせいぜい半径15キロくらいの範囲で、洒落たファッションも、男女の粋なセリフのやり取りもない。しかし、登場人物たちの不器用な生きかた、けれどもその中で他人との絆を求める姿に、ハートリーの優しい視線を感じずにはいられない。マリアの厚化粧から幕を開ける本作だが、そのマリアが、物語が進むに従い、すっぴんに眼鏡という出で立ちになっていき、それが実に美しい。これこそがハートリー映画の魅力だ。エンドロール前のラスト・ショットの凛々しさなど、ここ20年間で、この作品を超えるものなんて無いんじゃないかと思う。
ゴダールの影響とか、同じインディーズのジム・ジャームッシュなどと比較され語られるハートリーだが、彼が他の作家と決定的に違う点は、登場人物や物語も含めた映画そのものが、飾り気のない身近な人間性を感じさせるという点だ。そして、それゆえに彼の映画は愛おしい。フランスを代表する女優であるイザベル・ユペールは「トラスト・ミー」を観て大感激し、ハートリーに手紙を書いて、彼の4作目の長編となる「愛・アマチュア」のヒロイン役を演じているほどだ。
今の日本では、ハートリーの新作は劇場公開さえされず、「トラスト・ミー」をはじめとする代表作も、ビデオやこのパンフレットのように、“追憶”のような形でしか接することができない。いくらDVDやブルーレイが安価になっても、ハートリーの作品が、遠く離れた友人のように身近に存在しないというこの状況は、やっぱりどこか間違っている。ハートリー作品のDVD化を願ってやまない。
Trust Me(初回限定盤)(DVD付)
Live2009~Independence 2~のダイジェストが入ってるので発売日前にフラゲしました。
"Trust Me"は念願のオリコン10位にランクイン。おめでとう!
アップテンポでメッセージも力強くて、踊れなくても踊りたくなっちゃうカッコイイ曲です。
"ふたり"はなんでカップリングにしちゃったんだろう(笑)。両A面ですよこんなのー。
とくに2番と大サビの歌詞が切ないのでぜひ聴いてください。
Independence 2のダイジェストDVDは、当日の会場入りからリハーサル風景〜Live本番〜フィナーレまでを見せてくれます。
ぜんぶで30分くらい。
ざっくりなんだろうと思うけど、優也くんの素の表情やダンサーさん達とのやり取りも見られるし、歌も何曲も聴けますよ。
今のところLiveに行かないと聴けない曲もちらっと。"YOU"はあの後シングルリリースしたけど・・・
何よりアップで表情が映ります。汗だくで踊って歌う優也くんは最高!
ダンサーのみなさんもノリノリで、思わず体が動いちゃいます(踊れないけど)!
Trust Me(デュラララ盤)(DVD付)
通常版、初回限定版、アニメ版と、最近のレコード会社の売り方には
閉口を禁じえないものの、ことアーティストや楽曲の質には、全く
無関係と言っていいだけに、非常に複雑なところである(結局
悩んだ末、RemixとED&プロモ映像に惹かれアニメ版を購入...)。
既に一昔前という感もあるが、最近の韓国系グループなどの人気により、
地味に音楽シーンに当たり前の如く存在しているR&B楽曲。とはいえ、
元は洗練された黒人音楽であり、個人的にも嫌いではない音楽ジャンル。
松下優也は現在ヒットメーカーとして活躍している(声優では宮野真守を
プロデュース)Jin Nakamuraの全面的バックアップにて人気を博しているが、
確かにそれだけのヴォーカルセンスを持った高音が特徴的な歌声が魅力。
今回はアニメ話題作『デュラララ!!』EDテーマ担当であるが、作為的な機械処理
ヴォーカルの妙もあり、本人の端正なルックスや完璧なダンス、立ち振る舞いなどの
雰囲気といい、どことなく人形−アンドロイド的なイメージが...しかし、反して実際に
紡がれる言葉、歌詞(荘野ジュリ作詞)は非常に熱烈で、その飾らない生の感情が
心に迫り、冒頭の躍動的なラップの効果もあって、否応なしに引き込まれる。話題と
なっているアニメED映像抜きにしても、松下自身の歌声のひたむきさや、それを引き立てる
楽曲のクオリティの高さに思わず胸が高鳴る。R&B、ラップなど、いかにも今風でリアルな
都会の街中で何気なく流れている日常感を逆に感じ取れる、非常にセンシティブな楽曲。
c/w3のRemix版は、その洗練された雰囲気がさらに加速。
しかし、ボサノヴァ風のリズムと時折かき鳴らされるギターに乗る楽曲が
非常に新鮮で耳に心地よく、風を感じるセンスは、さすがJin Nakamura仕込みである。