キャッスルズ・アンド・ドリームス [DVD]
ついつい買ってしまいました。確かに映像の美しさ、音質の良さは抜群です。
こんなに素直で頑張ってるBlackmoreは初めてみました。演奏も実に丁寧ですし、周りにも充分に気を使っています。全くあり得ない姿です。
全体にアイリッシュなので、ある程度覚悟をしていないと飽きる方もいると思いますが必見のDVDです。(車で見るには最高の作品です。)
クライマックス 70’s サファイア
今回も2枚組で3150円。相変わらずお得感がいっぱいなクライマックスシリーズの最新盤です。新聞で発売を知り、速攻で入手しました。
「サファイア」と「ルビー」の2作が同時発売されていますが、どちらも70年代のオイシイとこ取りの選曲ですね。
最近は「HEY!HEY!HEY!」や「うたばん」とかで、いつも特集されている昭和歌謡ですが、そこで紹介される歌がほとんど入っているのではないでしょうか。
年末年始の特番でも各局やりそうですが、テレビでは少ししか流れないので、フルコーラスちゃんと聴けるCDが欲しくなるんですよね。
この「サファイア」は全体的にフォーク&ニューミュージックが中心の印象です。でも、キャンディーズもピンク・レディーも入っているし、南沙織や岩崎宏美も入ってます。郷ひろみだって、狩人だって、山口百恵だって。やっぱり70年代って素晴らしい! お正月は家族そろって歌合戦だ!
キャンディーズ・ビーツ
当時はグランドビートと言われたレゲエ風のダブやらハウス云々あるが、実はサウンドは多様。純粋アシッドハウス系は「哀愁のシンフォニー」くらいで、これはベスト・チューン。基本的に彼女達のボーカルありきの作りになっているので、よくあるファンが聴いて「なんじゃこりゃ?」と思うリミックスではない。「年下の男の子」は思いっきりPWLの12インチExtended Version 風味で、89年という年の音楽の移り変わりがクッキリ解る。これだけ原曲を破壊しているのに、ボーカルを大切にしたリミックス物はそうそうありません。
グループアイドル進化論 ~「アイドル戦国時代」がやってきた!~ (マイコミ新書)
AKBがまだ有名じゃない頃に大ブレイクを予想し、
「なぜならこういう商法をやっているからだ」とズバリ言い当て、
それが数年後にそのとおりになったのなら、
すごいアイドル論の本だと思いますが、
こういう本は結果論です。ここに書いてあるような「AKB商法」は
多かれ少なかれどこのアイドル事務所でもやっている(きた)ことで、
AKBが大ブレイクしたとかPerfumeが売れたとかいうのはたまたまです。
秋元康がプロデュースした同様のグループも、
こういう商法をやっても全然売れなかったグループも、いっぱいありますし。
ハロプロ(モーニング娘。)がヒット後ファンのニーズを読み違えたとかいう
箇所はその通りだと思いますが、メディアでもネットでも皆、口を揃えて
そう言っているので、特に論とかじゃないと思います。
そもそも、モー娘は3年もブームを作ったので、アイドルグループとしては大成功例。
「AKBに比べて失敗した例」のように見るなら間違い。
AKBだって、そうなるかもしれないので。
40年史に出てくる昔のグループも、著者たちの年代では知らないのでしょう、
事実関係も見方も間違っていますし、
アイドルグループ論というなら男子もこのケースに
当てはまらないと論になりませんが、入っていません。
中のインタビューは、内容があり、おもしろいです。
結果論の本ですが、反ハロプロの人と、
インタビューを読む分にはおもしろい。