つくものがたり
他の方が書いていらっしゃるように主人公が結構性格悪いです。いちいち文句たれたり、途中で投げ出したり、自分がテスト勉強しなかったのを他のせいにしたりと、お前はホントに主人公か!?と思いました。選択肢はあるものの無いに等しいです。しかも主人公が前述の通りなので、大抵状況が悪化します。プレイヤーを置き去りにして、主人公が勝手に進めてる感がありました。他のキャラもどん引きするくらい変態なヤツやかなりイライラしてくるヤツとほのぼのとした学園生活とは無縁状態です。主人公も主人公なので、基本的には主人公は大抵孤独で、他のキャラは他のキャラ同士でワイワイやってます。つまり、主人公も置き去り状態です(笑)。 悪いことばかりのようですが、声優さんやキャラデザ、音楽や戦闘はよかったです。買って損するということはありませんが、慎重に考えて決めた方がいいと思います。
ラストエスコート -Club Katze-(限定版)
ラスエスシリーズの新作です。
主人公は今までの中では一番世間慣れしているタイプかな?と思われます。
今までもこのシリーズはパラ上げ云々が関わってきましたが今回特にそれが顕著になったかなぁ…と。
永久指名でもキャラの注目パラが一定になっていない場合気のない反応をされますしプレゼントのレシピも、関連する習い事だけをこなせば習得出来る、という訳でもない。
そのプレゼント作りも1日1個、というシビアっぷりです。
初代は体力の続く限り作れたんですが、今回は体力ゲージすらないのであんまり比べようはないかもですが。
キャラは相変わらず個性派が揃っていて、ホスト同士の絡みもなかなか楽しいです。
主人公との関係の変化はシリーズで1番ゆっくりめに進むように感じました。
ただ作業ゲー感があります。
人にもよるかもしれませんが絵や声など何かしら萌える点がない場合フルコンプする気は失せちゃうのではないでしょうか?
Otome continue Vol.4
先に書かれていたレビューを読んで購入しました。
一番読みたかったのは、木皿泉(かっぱさんと大福さんご夫婦)の生の声。
あのように胸をえぐる物語をつむぐ人は、どんな人となりなのか。
どんな様子で仕事をしているのか。
視聴者に向かって、自身の声でどんな話をするのか。
そしてそれは、あまりにも期待通りというか、予想を超えてというか…
驚く程無垢で、真摯で、無防備で、見ているとなんだか胸が熱くなってくる。
こんな人がものを作ってくれているんだ。
私はそれを見る事ができるんだ。
素晴らしい、ありがたい…。
ドラマを見た時と同じ様に切なくて嬉しくて、幸せでした。
また「すいか」から「Q10」までの木皿作品すべてを担当した河野英裕プロデューサーのインタビューもよかったです。
飼い馴らせないモノを使って作品を作る木皿さん、野生の獣のようなそのモノを作品へと導くよう力添えをする河野さん。
そんな印象を持ちました。
脚本を「仕事」的割り切りで書けない木皿さんと、ドラマ制作を仕事として成立させねばならない立場の河野さんのやりとりは、もはや仕事の関係を越えた人間的繋がりを感じます。
河野さんもまた真摯に作品・人と向き合っていける人なんだなと感じました。
インタビュアの質問もツボを押さえた、心のひだをなぞるような事柄にも触れていて、いい話聞けたな〜と感心しました。
他の記事では、雁須磨子さんの8Pのマンガによる歌舞伎鑑賞レポートが。
わかりやすく、初心者でもちょっと歌舞伎を見にいってみようかという気にさせられる楽しいレポでした。
能町みね子さんによる相撲エッセイ2Pも面白かったです。
4回目の今回は相撲を扱ったマンガ「どす恋ジゴロ」(平松伸二著)について熱く語っておられました。
それがあまりにも楽しく、気がかりなもので、またAmazonで注文。
お話どおり、強烈なインパクトとおとうさん臭漂うマンガなれど、確かな美学と中年だからこそ醸し出せる「艶」に彩られたオトナのマンガでした。
なかなかの名品とお見受けしました。
能町センセイ、教えて下さってありがとうございます。
月華繚乱ROMANCE (限定版:ドラマCD/設定資料集同梱)
私は、今年に入って三本しかやってないのですが、その中で一番好きです。
と言う私の意見に同意してくれる人はほぼいないんじゃないかというレヴュー状況ですが・・
ひとつずつ、思いを重ねないとゲームにのめりこめない方でなく、そういうもんだと思って進める得な性分なのでゲーム序盤も別に嫌悪しませんでした。
兄弟のエンディングと、藤先生のエンディングは、気に入りました。
お兄ちゃんと、芹と、ダリアは好みではなかった。
(侘輔はお兄ちゃん√でも、他のキャラ√でもあの立ち位置は生理的に受け入れがたいものがある。)
エンディングの数は多めで、そこも私の気にいった点。
4つ+2つもあればどれかしっくりくるエンディングがあるとおもうので。
(ただ、ダリアはどれも似たり寄ったりな気がする)
スチールは確かに客観的にAMNESIAと比べても約半分くらい?と少ないですが、
自分の気に入りのシーンを台詞入りで撮っていけばそこそこ増えるし、
先ほど引き合いに出した、AMNESIAと比べると格段によかったのは
エンディングを好きなときにみれることです。
しかも、自分はスチール集めても見て楽しまないし。逆に数の少なさは、自分の妄想で補填する方向で。
それよりも、私の場合は何度も周回して、楽しんでます。
何回もやってくると共通√が長すぎる気もしますが、製作者側に何らかの意図があるのでしょう。
確かに、賭けの対象から、自分のそばにおきたい人間へと主人公を見る目が変わるためには、そこそこの数のデートをして、主人公の人となりを知る必要性があるわけで、そのためにはあれだけの共通√が必要なんでしょうけど。
キャラでは、葵が、黒猫みたいでかわいかったです。
どつぼ。
本人√だけでなく、敦盛√での彼もいいですね。
タイトルにも書きましたが、
ジャケットの特に葵がかわいそうなくらい崩れてて残念でした。
本編の方の葵のほうが,いい思う。
あと、葵は、そこまで馬鹿キャラではないと思った。
人のたきつけ方が相当うまいし、結構な策士だと思いました(某店舗特典のCD聴いてもそう思った。)
彼の沈みそうな部屋ってどんな部屋か、そこはヴィジュアルで見たかったかも。
なかなか、同意を得られなそうなレビューでしたがコンプ記念に書きました。
とにもかくにも私的には、今回の主要キャラのさらっと迎えたエンディングあたりを補填するなり、その後を書くなりのFDと、教師3人(特に、周防先生!)を扱った続編?を是非とも出していただければと思います。
あと、ドラマCDも!
関係者さまがもしご覧でしたらご検討よろしくお願いいたします。
「感応時間5~タナトスの兄弟~」
私にとって斎賀みつきさんは82%ぐらい男性なのでBLに出演していただいても何の問題もないのですが、今回は斎賀さんが女性でよかったと思いました。
代永さんは「生前はいたずら好きな野うさぎのようだったろう美少年」という感じにダークさが加わっていていい感じでしたが、斎賀さんは「生前のことなど忘れ果てて獲物を待つ月に映えた宵待ち草のような美青年」だと思いました。その植物的な温度の低さが幽鬼の役によく合っていて、なまめかしいのに生々しくない、まさに現実の生きた男性には表現不可能だろう(と私が勝手に思っている)美青年っぷりが素敵でした。
乙女たちにオススメします。