ME AND’70s(紙ジャケット仕様)
「ゴールデン・カップス」と「ゴダイゴ」の間を埋めるアルバム。
70年代の匂いがプンプンして、その世界観に包み込まれてしまう。
一枚目はサントラアルバム「いろはのい」や「男たちの旅路」に
二枚目はゴダイゴ「新創世記」や「CMソング1」に繋がる感じ。
タケカワ加入がなかったら、ゴダイゴはもっと男臭いバンドになってたんだろうな。
ロングウェイ・フロム・ホーム(紙ジャケット仕様)
NHKのテレビ文学館で日下武史がO・ヘンリーの短編群を朗読していたことがあった。その時のテーマソングが一曲目である。これを何度も聴く(笑)これまでに誰よりも聴いたはずだ(莫)
リーフレットには「日常生活の中で忘れかけていたことをO.HENRYの作品による表現とNHKの映像によって考えさせられて作った」という吉野本人の言葉がある。
聴いた瞬間に判る、哀愁漂う申し分のない旋律。ピアノの鍵盤を叩く一回一回が尊重されている。
前にも書いたが日下武史の朗読は絶品で、おそらく数ある名作を紹介していたテレビ文学館の中でもこのO・ヘンリーのものは最も好評だったはずだ。いつか番組自体を本楽曲共々DVDで復活させて欲しい。
MAGIC CAPSULE [VHS]
1979年に劇場公開されたゴダイゴのライヴ・ドキュメンタリー映画。
1980年にビデオ化されファンクラブ販売(紙箱仕様)されたものが、90年代に入り 復刻され一般発売されました。
プラケース仕様のものは90年代発売のものです。
タイトル曲が完成するまでのメンバーの素顔や、コンサートやリハーサルの様子などが見れます。
コンサート直後の興奮気味のメンバーの会話や バス移動中のひとコマなど、
普段見れないシーンもあるので ファンの方には嬉しい1本だと思います。
ただ、ドキュメンタリーにしては浅い。ライヴ・ビデオとしても浅い。時間も50分とやや短め。
【映画】として観るのではなく、【残しておきたい記録】として見るのが良いかと思います。
孔雀王 [VHS]
当時はフジテレビ製作の日本香港合作SFXアクション大作としてかなり宣伝されており、知名度はかなりあったが、なぜかDVD化もされていない不思議な作品。香港側からはユンピヨウやリューチャーフィーなどの一流のアクションスターが出ているが、肝心の主役の三上博の驚異的な運動神経のなさから、主役がまるで動かないという残念な結果となっている。大作の触れ込みのくせに、始まりはモロテレビドラマみたいな雰囲気ですし・・。当時製作側と衝突した三上博が主役なのにプロモーションに殆ど参加しないという制作側の裏事情が垣間見れたりもした。SFXも今から見ると、ハリボテ感が漂うが、そういうB級っぽい感じが逆に楽しい。当時の小学生は殆ど劇中で三上が披露する印を組めたものだ。