球界の野良犬
読みやすく、プロ野球の内情等書いてあり面白く
今になってみると少し可笑しい部分もありました。
愛甲氏は私の学年では大ヒーローでした。
あの時代は不良がカッコいいという時代だったのですが
愛甲氏はちょっと度が超えているかも。
でも、お兄さんにおかずをこっそりと上げたり
弱い物いじめはしなかった(つもり)という部分は
優しい部分もあるようです。
野球に対する気持ちは真面目で尊敬できますが
野球が出来れば後は何でも良いのかという気持ちに
なりました。
ちょっと裏切られた気分ですが、
今はプロ野球とは別の道を歩いている愛甲氏には是非
頑張って欲しいです。
フクシ伝説 うちのとーちゃんは三冠王だぞ!
読む前は、こんなにも、著名で裕福な両親の愛とオカネに包まれて、いったいどんなバ○息子に育ったのか、興味本位だけだった。
でも、読み進んでいくうちに、青年フクシ君の本音や彼なりの苦悩が、痛いほどに胸に響く部分もあった。
いい子じゃない!と、外見から受けていた印象とは、180度見方が変わった。
〜掲載されているフクシ君の写真が、悪党、チンピラに見えてしまうから仕方ない〜。
人気のコラム集をまとめたものや、落合一家の人生相談も面白かった。
ブリーフ伝説、○○毛伝説、2ちゃんねる伝説など、興味がわいて笑える話もたくさんあるが、フクシ君の辛い話も語られていて、育児に悩んでいる人が読んでも、いい本かもしれない。
読み終えて、落合家のかあちゃんは、やっぱり凄いと思った。
そして、そんなかあちゃんを、伴侶に選んだ落合も天晴れ。
そんな二人のすごい親をもち、両親に愛されて育ったフクシ君!この本の印税をもとに、それなりに、はばたいていってほしいけどなあ?
この本に協力した、落合夫妻の親ばかぶりも実にお見事。
落合戦記―日本一タフで優しい指揮官の独創的「采配&人心掌握術」
2004年の春季キャンプから、日本シリーズ終了までを追った戦記です。
この戦記を読むと、落合監督の方針がシーズンを通して徐々に
選手に伝わり、チームが一丸となったのが分かります。
そこには一年間、まったくぶれなかった
監督の考え、言葉があると思います。
その監督の姿勢が、この本を通して充分伝わると思います。
また、川崎投手を開幕戦に起用し、一部からウケ狙いと罵倒されましたが、
この本を読むと、監督がなぜ川崎投手を起用したのか分かります。
そして、引退への道を歩む川崎投手ですが、使い放しではなく
しっかりと花道を作ってあげるなど、監督の優しさも伝わりました。
一番良かったのは、著者が本当に監督のことが好きで、
この戦記を書いたというのが分かることです。