「怒首領蜂大往生・ケツイ~絆地獄たち~」オリジナルサウンドトラック
というのが一番の印象でした。勿論良い意味でです。
近年、ゲームミュージックは、メディアの大容量化やハードの高性能化に伴い
それまでの制限が取り払われ、表現の幅が他の表現媒体のように広がり、
様々なジャンルの音楽がゲームミュージックに使われるようになりました。
現代においては特に、映画やアニメの音楽などにも劣らない、
非常にクオリティの高いゲームミュージックも当然のように見かけます。
そして従来用いてきたチップチューン、つまり
制限された音源を元に音楽を演奏する方式は
「必要性」の喪失により、次第に影をひそめていきました。
しかし、「必要性の無い」ものは、価値の無いものなのでしょうか?
並木学氏のこのゲームミュージックは
あえて制限の多い、
チップチューンによるゲーム音楽の表現がなされています。
具体的にはプレイステーション初期時代くらいの印象を受けました。
そして感じたことは、「ああ、良いなあ」です。
いわゆるピコピコ音と呼ばれる極端に制限されたチップチューンではありません
そのような極端な意味合い、または懐古的な意味合いでの良さでは無く、
チップチューンの表現技法としての普遍的な魅力をはなっていると感じました。
近年、XBOX360のLIVE アーケード等で、
昔ながらのサイドビューのゲームがたくさん出ている事をご存知でしょうか?
これらのゲームは構成がシンプルで、手軽に作れ、手軽に遊べるというメリットを有していますが
私が感じるのは、この制限の多い構成から感じる「普遍的な魅力」です。
こういうものが、「良い」のです
長々と語りましたが
並木学氏の奏でる世界観や煌びやかさに胸を躍らされ、
そして何より、ゲームミュージックって、良いなあと感じされられるサウンドトラックでした。
ゲームをプレイなさった方は勿論、
様々な方向の音楽に興味のある方は、是非手にとってみて
ゲームミュージックの持つ「普遍的な魅力」に触れてみてはいかがでしょうか?
ケツイ ~絆地獄たち~ EXTRA(通常版)
説明書の最初に記載されているように、最初はコンティニュ制限されています。
何度かゲームオーバする度にコンティニュ回数が増えてくるので私のようなヘタレでもエンディングまで辿り着けます。
内容は面白いのですが、画像は、やや悪めなので星−1としました。
BLAST!~SHOOTING GAME SOUND OMNIBUS VOL.1~
最初の4曲(ファンタジーゾーンとギャラクシーフォース)で星3つ。
あとは可もなく不可もない感じ。特にギャラクシーフォースは超が
つく名曲なので、聴いてから死んだ方が良いです。
ケツイ ~絆地獄たち~ EXTRA(限定版)
昔の戦闘機や戦車オンリーな設定の弾幕シューティングゲームです。音楽も雰囲気にあってて凄くカッコいいです。
ただ、若干難易度が高いです。ある程度の腕前なら付属のガイドブックと練習をつめばクリアできるでしょう。
Xモードはバランス修正だけでなく、稼ぐ爽快感もあるのでオススメです。
こんだけ値段下がっちゃったら限定版でサントラも楽しむしかないでしょう!
ケツイ デスレーベル 絆地獄たち
「怒首領蜂大往生」の完全移植に定評のあるアリカが、数年の歳月を費やして作り上げたケツイのアレンジ移植版。全くシューティングゲームに興味のない人向けのNOVICEから、超絶難易度のEXTRAまで、プレイヤーのレベルに合わせて弾幕シューティングの楽しさが何も遠慮なしに楽しめます。簡単なコースで気軽に遊ぶのもよし、トレーニングで苦手ボスを倒す練習するもよし、歯ごたえありまくりの後半を攻略するもよし。開発したアリカの会社的事情で、どうも販売数が限られているらしい(次回増産分でラスト)ので、手に入れるなら今のうちです。騙されたと思ってやってみてください。時間を忘れてプレイできますよ。