絶望と希望
もしかすると、「川嶋あい」という人は「路上で歌うシンガー」というイメージを大切にしているのかも知れません。しかし、私の場合、路上で歌っている彼女を見たことはなく、スペシャ(音楽専門のCS局)で流れていたPV(「♪525ページ」)を見て、彼女のことを知りました。実際、路上の「川嶋あい」を知る人がどれほどあるのでしょうか。
私が最初に気になったのは歌声で、次に歌詞が気になりました。声は、一言で言えば、キレイな声。透き通るような彼女の声は、それ自体が「まっすぐでひたむき」というイメージを持っていると思います。純真な感じ。しかし、逆に、表現は良くも悪くも完成されているというのが個人的な印象でした。むしろ、デモ盤などでは、豊かな技量が、聞いていて少し鼻につくような気さえしました。
ほらぁ、言うなればこれは、黄金率を備えたあのミロス島のビーナスが、風化して両腕を失ってはじめて現代の至宝となったようなものですよ。消費財となった音楽のジレンマに違いありません。ええ、きっとそうですとも。(注:路上アーティストとしての「川嶋あい」がフィクションであると言いたいのではありません。それはビーナスの腕が人為的に加工されたものでないのと同じです。)
お会いしたこともありませんので、本当のところは分かりませんが、私には、彼女は音楽の才能だけではなく、詩の才能もお持ちではないかと思えたりします。文章に魅惑的な単語をおりまぜることは、アイスクリームにチョコチップをまぶすみたいなものですものね。しかし、彼女の歌詞には、なぜか、ごろごろと耳にさわる、泥臭い部分があったりします。喩えるならば、チョコチップをまぶしたアイスクリームにマヨネーズをかけたような(川嶋さん、ごめんなさい)。
もちろん、星の数は五つです。自然な旋律とポエジーな響きの中から、忽然とたちあらわれる生身の人間の匂いにふい打ちされて、魂をしびれさせるのは、格別です。たまりません。盤の名前にもなっている「♪絶望と希望」は、ゲームの主題歌ということらしいのですが、詩の内容からすると、むしろ原点回帰というか、インディーズ盤のミニアルバムに収録されている、はじめの頃の曲の雰囲気に近いものがあります。「♪天使降臨」も、同じような意味で、彼女らしい曲だと思いました。今回のシングルは、新しい曲であると同時に、「これからもこういう曲を書いていきます」というメッセージとして、私には感じられて、その意味でも好印象でした。
気になる人は、いちど聴いてみてはいかが?
Harrison's Principles of Internal Medicine, 18th Edition (2-volume set)
1949に1eが出版されて以来, 62年間で17回の改定を経た18e.
先人の知識の累積を手に入れることができると考えると, 安い買い物です.
(数年後に出る日本語訳は恐らく3万前後すると思います)
内科学の教科書としては唯一, 人から薦められます.
世界中で使用されていて, 特に母国語の医学書がないような国では原書で用いられているからか、英語は読みやすいです.
全体としては膨大ですが、各項目の量は適切で, 1 Chにつき大体20, 30分程度で読めます.
項目が多すぎるせいか目次は結構雑なので, 体系的に学ぶというよりは辞書的な使用法が主になりますが, 的を絞れば通読も無理ではないと思います.
各科の専門書には敵わないところは当然あるので, 教科書という域は脱しません.
対象読者も, 内科医が専門外のことで調べたり, あとはGPやスーパーローテ/ポリクリ中の研修医/学生でしょうか.
持ち歩きには向きません: 大きく重いうえ, 分冊間での参照とかあるので2冊一緒に用意しておきたいです.
各部の色分けなんかは17eのほうがきれいだったと思いますが, これは見た目の問題ですし人それぞれですね.
Rx部全体に黄色い網掛けが入っているなど、アクセスのし易さは向上しています.
DVDは何個か見ましたが, 実技はNEJMのビデオ講座のイメージです.
内科疾患で外科的治療もある場合, もう少し触れていてほしいと感じたことはあります.
本棚で眠らせないようなるべく頻繁に参照するようにしています.
シャイニング・フォース イクサ
まだプレイし始めて間もない(第2章あたり)が、
領地を分断し、強大な2国(人間と魔族)が紛争を繰り返す終わりなき闘争のさなか、
聖剣シャイニングフォースを抜いた主人公の少年が、
統一王を目指す第三勢力となり物語が進んでいく展開を思わせる感じ。
いかんせん主人公の少年の動機付けが、今は「俺は王になりたいんだ!」だけなので、
今後、この思いがどう昇華していくのか期待させられた。
それはともかく肝心のゲームは、本筋のストーリーを進めつつ、
「訓練場」という名の自動生成ダンジョンによる、装備品集めが楽しい一品。
ダンジョンに潜り、多種多様な装備品を持ち帰り、鑑定して、品を見極める。
そして、装備品と自キャラを強化し続けるプレイスタイル。
レベルの下がらない不思議なダンジョンシリーズと言ったら、言い過ぎか?
こういった感覚を楽しめる人にはオススメできます。
人によっては、ただのヌルゲーとして認識されるかもしれません。
まぁ、序盤でありえない強敵と出くわすあたり、強化のし甲斐があります。
個人的にサブイベントの黄金の髑髏騎士の骨集めが気になり過ぎてます。
まさか、黄金○ット?それとも、ベル○ルクの髑髏の騎士?
そんな妄想をしつつ、楽しんでます。
補足
当方、某大手メーカーの聖剣を題材としたシリーズ4作目をプレイした後なので、
評価が甘くなってると思います。
シャイニング・フォースネオ 1 (マガジンZコミックス)
ゲームストーリーを頭に描きながら読んでいたら、かなり違う展開に。
さすがにゲームストーリーどおりに進めていくのは色々と無理なせいだとおもいますが、個人的には悪くはないと思います。
まだ本当に序盤といった感じなのですが、マックスとメリル以外は、立場自体が変わっているキャラもいて、ゲームとは違った展開が楽しめそうです。
おまけとして西山優里子さんの初期設定の収録されています。贅沢を言うなら原画をカラーで見たかったなあと思います。
シャイニング・フォース・ネオ・ファイナルコンプリートガイド
ボスの倒し方や、各マップで手に入るスペシャルパワー、フォースアートをまとめたページ
本ゲーム画面上では確認できない装備の隠しパラメータなど載っています。
おまけとして末尾にイラストが載っている。