クイック・ジャパン 103
他の方もレビューしている通り、丁寧に取材された良心的な記事が沢山載っており、満足感があります。
HKT48劇場デビュー直前のレッスンの様子を記録した貴重なカットがたくさんあり、それだけでわかる人には彼女の魅力がわかると思います。
ただ字が小さく、写真も小さい。本のサイズを考えても、そこはちょっと残念。
個人的な感想ですが、指原莉乃という人はインタビューにきちんと答えているにも関わらず、どこか掴みきれないところがあり、「この子はこの先どうなるんだろう」という期待と相まって惹きつけられるような気がしています。
とはいえ、ロングインタビューは必見です(笑)
余談ですが、2ndシングル「意気地なしマスカレード」タイプC付録DVDに収録されている小林よしのり氏との「対談@博多屋台」で、小林氏に伍して語りまくるうえにラーメンも先に完食する指原さんが見られます。
ご興味のある方は是非併せて入手をお勧めします。
指原莉乃1stフォトブック『さしこ』 (講談社 Mook)
今年に入ってからも大躍進を続ける彼女、指原莉乃さんの1stフォトブック。
メインとなる写真は、写真家・青山裕企さん撮影ということで、
学校、制服でのショットが中心となるが、
それだけではなく、いろいろな「さしこ」が堪能できる。
さらには、このページにも記載されているが、多くの文章たち。
内容が重複してしまう為、それぞれの詳細は避けるが、
ブログがきっかけでブレイクしたと言っても過言ではない彼女の文章力、
エッセイも対談も期待を超える読み応えで、
その部分だけの為に購入したとしても割に合うと思われる。
さらにさらに、某所で秋元康氏が、「泣きました」と発言した母からの手紙。
さらに冗談ではあるが「お母さん48を作る時は、さしママ、センターで。」
とまで言っているその内容は是非ご自身で確認して欲しい。
まだまだ紹介する部分は尽きないが、
ようするにこの一冊は内容盛りだくさんで実にお買い得であるということだ。
彼女のファンの人は絶対、
興味のわいてきた人は是非、
表紙の表情から目を離すことが出来なくなってしまった人も、
全然知らなかったけど、わざわざこのレビューに目を通してくれた人も、
買って読んで欲しい一冊。
彼女は何故、こんなにもいろいろな場所への出場の機会を経て、
その後も、出続けることができているのか。
彼女は何故、こんなにも関係者に愛され、そして、ファンに愛されるのか?
自分が理解できないから理解できないと断ずるのは簡単だが、
それらを知ることができる一冊だと思われる。
何故、秋元康氏は、彼女を公言と推しであるといい、
何故、奇跡と評したのか。
その答えはここにつまっている。
ただ唯一といっていい残念な部分もある。
それは、この本の発売時期からして仕方がないのではあるが、
あの衝撃のソロデビュー発表前に作成されている点である。
ファンであれば、あの時の生の心境、
そして発生したであろう驚愕、歓喜、そして不安、恐怖。
それらの生の声を本人の視点で文章化してほしかったが、
残念ながらそういった部分は収録されていない。
まあ、その部分は、ここで言っても仕方がないので、2冊目以降に期待する。
そして、次を期待できる一冊。
なるべく、ネタバレのないように心がけてレビューしたため、
内容不足に感じる箇所があったら、ご容赦願いたい。