ベスト・オブ・ベスト 吉田拓郎 Vol.2 DQCL-2003
1 おきざりにした悲しみは
2 金曜日の朝
3 伽草子
4 ビートルズが教えてくれた
5 シンシア
6 制服
7 蒼い夏
8 人生を語らず
9 襟裳岬
10 マーク Ii '73(Live)
11 こうき心 '73(Live)
12 落陽(Live)
以上、収録曲です。
落陽 [VHS]
日活映画会社を倒産に追い込んだ映画と言われているが、今見ると悪くない。
甘粕正彦をモデルにしたような主人公が旧満州で活躍する。
杜月笙や石原莞爾など実名と山見(里見)など仮名の人物もある。
ただ満州国という歴史的国家が、実は日本の傀儡だったことを知る人には
興味深い映画である。
アヘンに日本軍がどうかかわったを描いたことが、この映画の命取りになった可能性がある。
しかし中国観光映画として見ると、ロケの素晴らしさや音楽で価値高い映画と思う。
陽だまりの樹 5(落花の章) (ビッグコミックス ワイド版)
自分の先祖のことを調べ上げ書き上げたものらしい。話の中に出てくる妙庵とか言う医者が手塚の先祖がモデルらしいのだが本当にこんなことをしたのかは分からない。もう一人の主人公で負けん気の強い武士がいるが昔ながらの気質のため時代に乗り切れない。取り残されるといったほうがいいのか。時代が変わる前にその命を落とす。もし生きていればまた違うこともできただろうに。陽だまりの樹は江戸幕府の終わりを背景に生きる新しい文化を取り入れ進歩し成長する医者、昔ながらの一途さを持つため新しいものを受け入れられない武士の二つの視点から見れる時代漫画である。そこにどんな意思を持つのかは読む人しだいである。
西太后〈第11巻〉紫禁城の落日
中国史小説の域を通り越した学術書と言っても差し支えないほど、緻密な考証が施された第一級の作品だと思います。
特に、通常の中国史小説では目の当たりに出来ないような儀式的な要素から制度的な仕組み、さらには多岐にわたる交渉術まで事細かに描かれており、それを多種多様な人物の置かれた状況から分かり易く把握できるように工夫されているのは圧巻です。
西太后の生きた時代、そして当時の東アジア事情を知るには最適な良書ではないでしょうか。