グレゴリアン・チャント・ベスト
本CDは岡田暁生氏の『CD&DVD51で語る西洋音楽史』(新書館)において2番目に引用されたもの。単旋律の単調さは退屈といえば退屈ではあるが、曲想の厳粛さは教会のひんやりとした静謐さを感得させ、何かこう粛然とさせられるものがある。思えば、同書で最初に引用された『地中海のクリスマス』に収録された作品群と本CDの作品群との「落差」こそが、非西洋キリスト教世界から西洋キリスト教世界への「純化」の歴史的過程を如実に物語るのであろう。
「鳴り物や手拍子やしわがれた声といったノイズで溢れた「土着の」音楽に熱狂していた異教徒たちを、静けさに満ちたキリスト教の神の国へと帰依させる。そんな使命を、聖歌は担っていたのだ」(同書16頁)。
「中世の芸術に共通するのは、生きた感情と身体を欠く不思議な抽象性である。恐らくそれらは生身の人間が楽しみ味わうものではなく、魂が身体から遊離した後の彼岸世界の予感であり、「この世ならぬもの」の顕現の告知だったのだろう」(同)。
「当時の人々にとっての本来の音楽とは、この世界を調律している秩序のことだった」(同書17頁)。
なお、念のため同書16頁に示された「図1」だが、本文との対応関係が全く違っている。誤挿入であろう。
イングマール・ベルイマン コレクション [DVD]
「狼の時刻」、「恥」 「蛇の卵」
どんな内容なんだろうか?ベルイマンの作品だよな。「恥」は見当がつくが、あとの二つは、ベルイマンらしくはないタイトルだと思いました。
しかし、3作品とも佳作です。ベルイマン監督という先入観がなく観ることができたなら、良い映画だと思うことができるでしょう。
「沈黙」などの監督と思うと、ちょっと驚くかもしれません。
私は特に「狼の時刻」(1968)「蛇の卵」(1977)を薦めます。前者は、純粋なるホラー映画として、後者はドイツの表現主義へのオマージュと共にお金かかけると、ベルイマン監督はこういう映画もできるという意味でです。この2作品は本当に素晴らしい。
「恥」も「人格の崩壊」という意味では、ベルイマン監督、本来のテイストが味わえる内容です。各作品、コメンタリーも入っておりますし、監督、俳優のインタビューもあるので意外とお得です。さらには、特に「狼の時刻」「恥」での秀逸なるオーディオコメンタリー(映画研究家マルク・ジェルベ氏)は拝聴に価するものといえます。
最後に、購入のきっかけを作ってくれた、レビュアーのfwiw6180 さんに感謝いたします。
30歳の保健体育(1) (IDコミックス REXコミックス)
30歳保健体育の井本りかこ先生バージョン
弁当はくれるは、メアドは自分から渡すわで
もうスキスキビームでまくりのヒロインって
別にクピドなんていなくても、どうにかなったんじゃないの?
って感じしますが・・・
処女の泉 [DVD]
イングマール・ワイズマンの傑作です この映画に描かれているのは男の残酷な性への欲求
それを残酷な形で見せました 映像が美しくその犯される少女もとても綺麗な子それだけに
恐怖感が迫ってくるんですね 神を信仰する男が復讐を果たした後娘の死んだ土から
水が沸くシーンの美しさそして神々しさ この映画は男の残酷さを描いたワイズマンの傑作です
制服処女のいたみ NYK-207 [DVD]
にっかつの買取作品で、美保純さんのデビュー作でした。DVD化を長い間待ち望んでいた作品でしたが、欲を言えば予告編などの特典映像が入ってなくて少し残念です。それでも純ちゃんファンには貴重なDVDが実現しました。