TVアニメ「マジカノ」OP主題歌 もっっと!
「さくにゃん」こと、人気声優・野川さくらちゃんの2006年第1弾マキシシングルにして、
さくにゃん出演のTVアニメ「マジカノ」OP曲です。
CS(スカパー)で「マジカノ」のアニメを見て、このOPが流れた瞬間「おおっ!これは!!!」と衝撃を受け、一発で気に入ってしまい、
速攻でCD予約してしまいました(笑)
しかも作詞が三重野瞳さんですし、もちろん御大・影山ヒロノブ氏プロデュース!
ガールズポップとしても良質のものです。聴けば絶対好きになりますよ!
今年2006年、さくにゃんがどんな活躍を繰り広げてくれるか楽しみです(^^)
ちなみにアニメの方も面白いので、スカパーに入ってる皆さんはぜひ一度ご覧になってみては?
マジカノ 10 (マガジンZコミックス)
ようやく完結。最後まで続けた作者の根性は見事。
この作品、前半のお色気学園モノの頃は非常にギャグ・お色気・キャラ立ち共に良いです。
しかしシリアス展開になってからは、どのキャラも個性が光らなくなった気がします。
決められたプロットに向かって動かされているような感じ。これではキャラ達が可哀想です。
また、「実はあの時の△△は○○の事だったんだ!」「えーー!!?」『ピカーーッ!』
的な「な、なんだってー!」な展開が1話に1度は必ずあるような感じで、
戦闘やシリアス話のドキドキ感の無さを、小規模どんでん返しの繰り返しで誤魔化していた感じがしました。
私の希望としては、6巻辺りから繋げた平々凡々(かつお色気満載)なifシナリオとして
外伝を描いて欲しいなと思います。
マジカノ 通常版 Vol.1 [DVD]
魔女っ子、妹、メイド、ツンデレなど、
男性顧客受け狙いの強いドタバタラブコメディ作品かと鷹を括っていていましたが、
いざ蓋を開けてみれば、製作スタッフ入魂のおバカっぷりが炸裂した意欲作でした。
良い意味で暴走する作画、過剰で大胆でいい加減(良い加減)な演出、
思わず「あんた誰?」と言いたくなる野川さくらの壊れっぷりの演技や
ドス黒い妹の嫉妬と情念をいかんなく演じきった中原麻衣の怪演など、
あまりの怒涛のテンションで、
お決まりの展開を予想していた視聴者を見事に裏切ってくれます。
第1話から気合が入りすぎた演出に開いた口が塞がりません。
どこかで見たことあるような通販番組を模した『マジカノショッピング』の挿入。
某青い猫型ロボット作品のいじめっ子が登場したり、(しかも声優まで同じ人!)
有名人や過去の作品を題材にした勢い任せの話や場面、
PCゲームではお馴染みの声優が登場したり、
なんだが気味悪い効果音が所々に無駄に詰め込まれりと
岸誠二監督を始めとするスタッフの遊び心と馬鹿騒ぎ製作方針が
容赦なく詰め込まれていて終始笑わせてくれます。
ただし、話そのものはそっちのけでインパクトの強さを狙いすぎたためか、
繰り返し視聴でやや飽きやすいのが残念です。
マジカノ DVD-BOX 【完全予約限定生産】
百瀬武昭先生原作コミックのアニメ化作品がDVD-BOXで再販です。
魔女っ娘とかメイドとか妹とか幼なじみといった萌え要素をこれでもかと
詰め込んだご都合主義作品で、そういった部分でも安定したラブコメ的楽しさ
がありますが、このアニメ版における最大の魅力は、そういったことよりも
ズバリ声優さんの演技力にあるのだと思います。
ヒロイン・あゆみ役の野川さくらさんと主人公の妹・舞夏役の中原麻衣さん
との掛け合いを始め、みんな凄まじいテンションです。彼女たちが出演する
他の作品と見比べても、こんな激しい演技をするのかと正直驚きました。
序盤のうちは無理して声を出している感じもしなくはないのですが、
中盤以降はもうノリノリです。時折入る深夜のアヤシイ通販番組ばりの
村瀬克輝さんの通販トークが更に笑いを誘います。
中身はあって無いようなどうでもいいバカ話(いい意味で)で、ストーリーに
奥深さや感動を求めるようなタイプの作品ではありませんが、安心して笑って
見ていられますので、難しい事は何も考えず、寝る前などにひと笑いして
ストレス発散したいような方などには非常にオススメです。
アニメでは主人公の春生はヘタレな部分ばかりですが、原作では妹思いの
いいお兄ちゃん的な話なんかもあったりして、1クールの制限がなければ
そういうエピソードなんかもぜひ映像化してほしかったですね。
ドタバタコメディ好きな方や、出演声優さんのファンの方ならさらに★2つプラス。
わざと崩し絵を多用していますが作画は概ね良く、演出も非常に丁寧です。
オンエアが見れなかった人やバラ売りのDVDは高いと思っていた人はぜひ。
マジカノ 1 (マガジンZコミックス)
「マジカノ」が本当に面白いのかどうか不安な人は、まずアニメから見ることをお勧めします。
流れも原作に忠実になっているので、後で原作(つまり、これ)を読んだとき、齟齬が生じにくいです。
かく言う自分もアニメ見てはまったクチですが、何が面白いかと言えば、やはりこのギャグセンスだと思います。
1巻で言えば「ガソリンを垂れ流しながら走る車」……これはアメ車の風刺ですね。このように、ネタがよく練られている点を評価しています。
確かに画力は不足しているとは思います。しかしこういうのは「慣れ」なので、それ以上にストーリーを楽しんだもの勝ちではないでしょうか。
# アニメではより大衆受けする絵になっていますし。
繰り返しますが、初めての人はアニメから見てください。レンタルビデオ屋で7泊8日ならこれ買うより大抵安いでしょう。
肝心のストーリーですが、細部の「ありがちな」部分をどう見るかは別として、巻を追うごとに伏線が回収されるなど、きちんと全体の流れが考えられており(ここら辺が「ありがちな」作品と違うところ)、読んでいて感心してしまいます。
事前に決めた結末までの流れを遵守するってのは、連載が長期になってくると中々難しいところではあると思うので、今後どのように展開していくのかが楽しみです。
というわけで、「マジカノ」はストーリーで買う漫画です。「萌え」などはその引き立て役であり、これがメインになってはいません。なのでそれを期待していた方にとっては面白くないでしょう。
# この辺に何か、作者の「意図」が隠されているのではないかと。