renaissance(初回生産限定盤)(DVD付)
・いままでのアルバムのジャケットはアイドルテイストでしたが
今回はアーティストテイストな雰囲気に仕上がっていると思います。
・アルバム全体は、いままでのアルバムと同様に統一感があり、
やわらかな春のような優しさがあるように感じました。
自身の作曲の曲をテーマ曲のように配し、クラシックのアレンジを加えた曲、
ポップスのカバーがそれに続くという流れも同様です。
・カバー曲であっても、音と編曲によって宮本笑里さんらしいアルバムということが
感じられるアルバムであると思います。
個人的に、地球の子供たちの新バージョン、千の風になって、この二曲はあまり
このアルバムの流れとしては必然性が感じられず、変わりに別の曲を入れるか、
追加されないと11曲という曲数は多少、少ないという気がします。
初回特典として映像がついていても、あくまで新アルバムとしての統一感と
ボリュームを備えてくれていたら、より望ましい形だと思われます。
イタリア・ルネサンスの文化〈2〉 (中公クラシックス)
この翻訳は読めば読むほど誤訳あるいは悪訳があることに気づいた。例を挙げる。
「教会国家南部」とあるが、こんな日本語があるだろうか。これは「南部の教皇領」であろう。ドイツ語はden suedlichen Kirchenstaat となっている。英訳はthe southern part of the ecclesiastical dominion である。
また、wegen seiner spaeten Leidenschaft fuer Lucrezia d'Alagnaとある。これを「後年ルクレーツィァ・グラーニャに熱中した時」と訳す。英訳はfor his old man's passion for Lucrezia d'Alagno となっている。これは「晩年の熱中」であろう。「後年」と「晩年」では明らかに意味がちがう。
これらの訳語が同じページに見られるのである。実に読みにくい書物である。