SHOW WA!-ハレンチ・パラダイス
シリーズ3作目となる「SHOW WA!」。テレビのお笑い創生期と漫才ブーム前後という割と曖昧なくくりだった前2作に比べ、今回は「ハレンチ」という明確なキーワードを基にムラムラくるような曲のオンパレード。
鶴光師匠の「イザベル」や”お笑い界のイングヴェイ・マルムスティーン”可朝師匠の「嘆きのボイン」といった関西系、11PM、ウィークエンダー、うわさのチャンネル!!などのバラエティー系、朝丘雪路、畑中葉子、オナッターズなどのお色気系と適度なバランス。テーマを明確にしたことで、内容が前2作よりはっきりして良くなりました。
欲を言えば、五月みどりが収録されているなら、妹の小松みどりの「ゴルフ小唄」もカバーして欲しかった。今後のシリーズに期待!
伊東四朗&小松政夫 エニシング ゴーズ [DVD]
これは、小松政夫さんと伊東四朗さんの2人による舞台ですが。南洋の島に派遣された日本兵小松政夫さんと伊東四郎さん〜その後の2人の人生を演じる絶妙な演技に脱帽です!
『あ・うん』の呼吸が、ぴったりあっていて、古典だけど 真の面白さが伝わる一作だと思います。
ちなみに、小松政夫さんの『のぼせもんやけん』を読んでから見ると、深い笑いと感動がしますよ。 おススメです!!
のぼせもんやけん―昭和三〇年代横浜 セールスマン時代のこと。
80年代、いや70年代もそうだったかもしれないが、横浜・本牧の子供たちにとって、映画を見に行くことはイコール「小松政夫を見に行く」ことだった。なぜなら、本牧の子供たちが映画を見に行く関内・馬車道周辺では、映画本編の上映前に必ず「小松政夫の横浜トヨペットのCM」が流れていたからだ。「ハイ、またお会いしましたねぇ」と淀川先生のモノマネから始まって、「僕、小松政夫はここ横浜トヨペットのトップセールスマンだったんですよ!」とセリフが入ると同時にノルマ表が映り、「一番短い小松さんの棒グラフ」がアップに。そこで「どーして、どーして」の名ギャグが入ってプロローグ終了。後は横浜トヨペットの宣伝がつつがなく進むというものだった。映画の話題になった時、僕らの合い言葉は映画の内容ではなく「小松政夫見た?」であったし、正直映画の内容は忘れてしまっても小松さんのCMは忘れなかった。
本書はその「横浜トヨペットのセールスマン時代」をベースにした自伝的小説。かなり破天荒な面白い内容で、でも脚色したとも思えないほどよく書けている。笑わせて、泣かせて、心を温めてくれる素晴らしい小説。でも、あとがきを読むまで全くの自伝かと思っていた。それぐらい、出てくる人物や出来事がリアルで、誇張した感じがしない。「昭和はよかった」というノスタルジーではなく、人と人との密な関係、人の優しさや度量とは何か、などをかみしめて読める。とはいえ重たくはない。ビックリするほどさらっと読めること請け合い、だ。
「ハケンの品格」で小松政夫健在を確認できた。「エニシング・ゴーズ」のDVDも面白かった。小松さん、これからもどんどん僕らを笑わせてください。植木さんが逝去された今、芸人としても俳優としても江戸前の味をさらっと粋に出してくれるのは、弟子の小松さんの役目でしょう?小松さんのますますのご活躍を祈りつつ、この本をたくさんの方が読んでくれることを希望します。最後に、また横浜トヨペットのCMやってくださいね、親分さん。
小松政夫×イッセー尾形のびーめん生活 [DVD]
とにかく、凄い!ですよ。'お笑い'や'演芸'という枠では収まらないし、誰が見ても面白いと思います。我が家では家族で繰り返し見てますが、それぞれツボが違うようです。絶対!おススメ!です。
楽屋の王様~小松政夫・ギャグこそマイウエイ~ [DVD]
みごろたべごろ世代には恐らく懐かしい【小松政夫さん】!【なが〜い目で見て下さい!】
【小松の親分さん】などのエピソードも多数収録してある逸品!です。