追想 [DVD]
イングリットバーグマンを観たさに手に取ったのが16年前。イングリット目当てだったのにあっけなくユルブリンナーの魅力にやられました。
この映画がなければ、ロシア革命に興味を持つことも、大学の論文テーマにすることも、ユルブリンナーの若い頃のポートレイトを手に入れる為にフロリダに行くことも、ロマノフ家に興味を持ってロシアに旅行することもなかったでしょう。私には非常に大きな影響力を与えてくれた名作です。
若い頃はただユルブリンナーのとりこでしたが、今回DVDを購入して改めて観ると、ヘレンヘイズの凛とした輝きの中にも人間らしい葛藤の演技力に圧倒されました。あの気品あふれる堂々たる演技がなければ、チープな自分探し映画になってしまったことでしょう。
主人公の自分探しがテーマな映画群の中でこの作品が際立っているのが、世界でもトップクラスの領土や富を持つ王族でもあり支配者であった実在の人物にまつわる実在のミステリーが題材であること、「王族の家族関係」がどういうものなのかという一般市民には到底知る事のできない様子を映画を通して表現していること、そしてこのヒロインが何者であるかという事が世界を揺るがしかねないスキャンダラスな問題をはらんでいたことではないでしょうか。
劇中に「たとえ落ちぶれた境遇であっても王族のプライドは身からにじみ出るもの」といった内容のセリフがありますが、これこそがこの映画の根幹を成す重要なテーマであると思っています。我々庶民には到底わからないロマノフ王家300年の栄光のプライドを背負っている(かもしれない)姫君だからこそ、葛藤や不安で苦しむヒロインに心が奪われるのかもしれません。
個人的には、ヘレンヘイズと対面する際、緊張と不安でおびえているイングリットバーグマンにユルブリンナーが一言、"Courage"(勇気を)と鋭く投げかけるシーンが一番好きです。この言葉にも、どんな結果になろうとも王族らしく振る舞え、という意味がこもっていますね。ユルブリンナー、やっぱり男前。素敵。
追憶 もういちど逢いたい・・・ [DVD]
正直驚きました。なぜってまずボックスの大きさと重さ。
思わず笑ってしまいました。
見れば中には豪華な写真集(ヨン様が多い、サンウ様もっと載せて)
と詩集、かなり豪華です。
でもなぜ☆四つかと言いますと…
私はドラマが44入っているのかと期待していたのですが、一緒に購入した「夢のソナタ」ミュージッククリップと全く同じだから。
大好きなクォン・サンウは一作品しか登場しないし(T_T)
でもリピートしています!(^^)!
ここまでクリップ44も写真も詩集もいらないという方は「夢のソナタ」で十分だと思います。かなりダブりがありますから。
しかし四天王ファンにはたまらないと思います。
特にヨン様ファンの方。
とにかく徹底して揃えたい方にはお薦めです。
あと、サン様ファンの方、「夢のソナタ」とは違うサン様に会えるので
ダブっても私のように買うしかないかしら?
DVDにもサン様の写真が\(^o^)/貴重です。
こんなにレビューの書き込み、悩んだのは初めてです。
ワルキューレの騎行(地獄の黙示録)~映画のなかのクラシック
「ワルキューレの騎行」を聴きたくて購入しました。
ワーグナー好きなんですが、お店にあんまり置いてないんですよ。癒しクラシック全盛のせいでしょうか?
どれも耳慣れたクラシックだけあって、じっくり浸るにふさわしい!
作曲者が自分の気持ちを前面に出てて、わかり易いのです。
これを聴きながら作業をすると、地の底から何かが湧いてきて元気が出るのですが…私だけ?
岩山を登っていくイメージをお探しの方はどうぞ(^o^)丿
途上にて
初めてラジオで聞いた時、題名は「登城にて」かな・・・と思ってました。
戦国時代の武士と武士とが戦(いくさ)で駆け引きや男の器量の比べ合う
その様なイメージを感じたからです。 いい曲です。
その上、らんぼうさんのひょうひょうとした歌声の中にも力強さや
気迫が感じられ自分の気持ちを奮い起こさせる最も好きな曲として
長年親しんでいます。
もう一度 大江光
作曲家、大江光氏による7年ぶりの作品集です。初めて彼の曲を聴きましたが、素直な気持ちで「すばらしい作曲をなさる方だわ」と、思える作品。このアルバムを口切に他の曲も聴いてみたいと思わせる、渾身の、そして優美なる作品です。
私と同じく始めてこの方の名を聞く人に
解説書に書いてあるの事ですが、彼は脳に重い障害を持って生まれてきました。しかし、彼は生まれながらにして絶対音感(楽音の高さを何とも比較せず識別できる能力)と、すばらしい記憶力の持ち主。バッハの1040曲、モーツァルトの626曲の全楽章を何調であるかという事まで記憶しているのだそうです。
さて、もう一度~de nouveau~には、ピアノ曲あり、フルート、ヴァイオリン、オーボエありと様々なジャンルの方が楽しめます。
特に私のお気に入りの曲は 3・さよなら 8・5度のメヌエット 21・悲愴
その中でも、音楽のアルバムに「5度のメヌエット」の様な簡単でちょっぴり誰にでも弾けるんじゃない?(収録時間29秒!)みたいな曲は逆に新鮮でした。
他にも、すばらしい曲が沢山収録されているので、機会があれば是非とも聴いてみて下さいね。