ベスト
はじめて見た時、そのすごさに当時の高校生はぶっとびました。ステージアクション、声、曲どれもがスケール違いでした。今改めて聞いてもかっこいいですし、すごいです。まさに類まれな才能を持ったロックシンガーそのものです。
クライマックス・ベスト70’sダイアモンド
ただただ懐かしく40曲を聴き通しました。各社のレーベルの枠を超えて集められた40人(40組)、40曲との再会です。何れも時代を彩り、人々の口に上り、世相を動かしたとも言える曲群でした。
「ザ・ベストテン」「夜のヒットスタジオ」などの音楽テレビ番組が隆盛を誇り、日本レコード大賞が大晦日の一大イベントとして君臨していた時代のヒット曲です。
選曲、歌手の選定などに異論はありますが、何れも昭和の世を生きた人々の記憶に残るものでしょう。
岸田智史の「きみの朝」も懐かしく聴かせてもらいました。テレビドラマ『愛と喝采と』の挿入歌で、オリコン1位という大ヒット曲です。
日本のポップスシーンを引っ張ってきたヤマハのポプコンが生んだ大ミリオンセラーの小坂明子「あなた」もその1つですが、歌謡曲からJ-POPへと音楽が変化していくエポック・メイキングの曲と言えるでしょう。
1枚目のピンク・レディー「UFO(1977年12月発売の最大ヒット曲)」と2枚目のキャンディーズ「微笑がえし(1978年2月発売のラスト・シングル)」とを聴きながら、1978年初頭をはさみながらピンク・レディーの台頭とキャンディーズの引退というアイドルスターグループの交替はしっかりと記憶しています。
花の中学生と呼ばれた山口百恵「横須賀ストーリー」、桜田淳子「はじめての出来事」、森昌子「せんせい」のアイドルがたどった人生や生き方を考えますと、過ぎ去った歳月は多くのことを呼び起こしてくれます。アイドル全盛期でしたが世代交代をおこした年代でもありました。
天地真理、南沙織、小柳ルミ子、麻丘めぐみ、浅田美代子など、1970年代を風靡した女性アイドルの歌声も聴きたかったですが。
なお、本アルバムに抄録されなかった1970年代のヒット曲で、収録して欲しかったのは、尾崎紀世彦「また逢う日まで(1971)」、サザンオールスターズ「勝手にシンドバッド(1978)」「いとしのエリー(1979)」、沢田研二「時の過ぎゆくまま(1975)」「勝手にしやがれ(1977)」、都はるみ「北の宿から(1976)」、細川たかしの「心のこり(1975)」などでしょうか。著作権、使用許諾、レーベルや所属会社の契約問題などを乗り越えて今後も関係者の努力を期待しています。
ザ・ベストテン 1978-1979
ヒットソングを集めたCDは今までも数多くリリースされていて曲目だけでは、この「ザ・ベストテン」も目新しさは全くないが、木曜夜9時になるとときめきが始まる「ザ・ベストテンのテーマ」が収録されているだけでも買いだ!
世良公則&ツイスト ベストコレクション
懐かしい歌声は今もたまあに聞きたくなります。
超ハスキーボイス。
渋いですねぇ。
暫く俳優業もやってましたが、最近はテレビにも出て無いんじゃないかなぁ。
淋しいの一言です。
究極のベスト! 世良公則/ツイスト
記憶の混濁ってのがある。僕はてっきりロッド・スチュワート「アイム・セクシー」が先で、ツイストの登場が後だと思ってた。でも調べてみたら「アイム・セクシー」がチャートトップを独走してたのが1979年3~4月。一方、世良公則&ツイストは1977年11月に「あんたのバラード」でデビューし、「アイム・セクシー」が流行っていた頃には「燃えろいい女」(1979年4月)でグループとしての絶頂を迎えていた。
ツイストはブルース、ロッカ・バラード寄りの「あんたのバラード」や「銃爪」よりも、歌謡曲テイストの「宿無し」や「燃えろいい女」の方が文句無く好きだった。「性」に至っては演歌である。ツイスト自体の泥臭さ、垢抜けなさ、それに反してのクラスの女子の世良公則絶賛ぶりには辟易としていたが、「宿無し」はなかなか良いと思った。
「宿無し」で思い出すのは、江口寿史「すすめ!!パイレーツ」で登場したギャグ「おいらは山梨、おまえ奈良」である。“原曲は「おいらは宿無し、お前には」なのになんで「奈良」なんだろう。江口寿史は「おいらは宿無し、お前なら」と勘違いして、このギャグを書いたのかもしれない”と、ヒジョーに細かいことが当時中学生の僕は気になってしょうがなかった。
よく言われることだけど、世良公則はじめ、歌謡界、ニューミュージック界には広島出身者が多い。吉田拓郎(1946年生)※生まれは鹿児島県。1955年に広島に転居。矢沢永吉(1949年生)、浜田省吾(1952年生)、西城秀樹(1955年生)、世良公則(1955年生)、原田真二(1958年生)、吉川晃司(1965年生)、奥田民生(1965年生)、ポルノグラフティ(1974年生)、堂珍嘉邦〔CHEMISTRY〕(1978年生)… 皆、歌唱法、声質、いずれも独自のものを持っており、広島出身ミュージシャンだけで、男性ボーカリストのおおよそのタイプを網羅してるとさえ言える。しかも、その影響力は計り知れない。広島という土地には何かあるのだろうか?
ツイストの人気って2年くらいのもんだったけど、世良公則はしぶとく芸能人やってる。そう言えばセイント・フォーの映画で元人気ロックバンド今ジャーマネ役で出てたのも、今や遠い昔だ。