ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調, 第23番ト長調
お稽古名曲として有名なヴィオッティの第22番は、かつてブラームスが愛したヴァイオリン協奏曲。
愁いを帯びた美しいメロディがふんだんに盛り込まれ、聴く人を貴族的な気分にさせてくれる。
先年亡くなったボベスコは、ヴィオッティのメロディをじっくりと1音1音歌い上げており、その音がまた潤いがあって瑞々しい。
カップリングの第23番のヴァイオリン協奏曲も、チャーミングな演奏に仕上がっている。
このCDを聴いて、ヴィオッティに興味を持った人は、たくさんいるのではないだろうか。
レーデルの指揮は、あまり自己主張をせずに、自然な呼吸で、チャーミングなボベスコのソロを大事にサポートしている。
クライスラー:名曲集
ボベスコさんの演奏は、本当にしっとりとして美しく、どこまでもチャーミングです。
クライスラーの名曲だけでなく、いろんな曲が聴けるのも、魅力的です。
その演奏にはハズレが一切ありません。