おやつ 1 (少年チャンピオン・コミックス)
序盤の頃は、漫画そのものをパロディにして実験的な取り組みをしています。
ある程度ワンパターンになってくるので、途中から飽きます。
1巻は、まぁ、前菜のノリで、続きを期待してください。
2巻以降、おおひなたごうのシュール世界炸裂で、格段に面白くなります。
COMIC CUE Vol.300!
他のサブカル陣よりキャッチーな作風ながら物語の完成度が光る羽海野チカ、
シュールな余韻が味わい深い松尾スズキ・とりみき、
いつものノリを突っ走るおおひなた・和田ラヂオらギャグ陣…
それぞれの作家性が前面に出た個性的な作品ばかりです。
原作とのギャップを狙った作品が多いため、
純粋善良なドラえもんファンにはオススメできませんが(笑)
この号で一応の区切りとなる地下沢中也の連載も
手塚作品なみにワクワクさせるSFだったなあ…。
続きを描いてくれ〜(あの大風呂敷をたたむのは大変でしょうが…)
ややサブカル寄りの漫画が好きな人はきっと気に入るはず。
もう何年も最新号出てない憐れなCueを一緒に応援してやろう!
銀河宅配便マグロ 1巻 (ビームコミックス)
ストーリーを一応説明する。マグロ宅配便業者のロムとミーザが銀河で宅配する。これは設定。で、新しいメンバーやちくわ遊び、失恋などしながら、大暴れ(といってもそこはおおひなたごうなので、アクションというよりは笑いの大暴れという意味)する話。
とにかく最高にくだらなくて最高に面白い。漫画って本来かくあるべしなんではないか。どこからいつ読んでも気負わずに楽しめる。表紙や中身の色も色々凝ってる! 今までおおひなたごうを知らなかった人も手に取ってみることをオススメ。
ドリル園児 完全版 (ビームコミックス)
彼の作品を読んでみたいけど、巻数を揃えるのはちょっと…という人にオススメ。
この一巻オンリーだし内容もなかなか面白いです。
「かわいい絵面と、シュールな世界観」という、いつも通りの合わせ技。
よくこんなたくさんアイディア浮かぶよなー。
うすた京介とか好きなひともいけると思われる。
0‐6才 新しい「しつけ」の本―「自分でしたい」「自分でできる」の見守り方がわかる (たまひよ新・基本シリーズ)
たまひよのベネッセからこの夏、新しく出されたしつけの本。
その大きなコンセプトは、子供の育つ力を信じ、
「教える、育てる」ではなく、
長い目で、「見守り、支えよう」というもの。
「この時期には、ああしなさい、こうしなさい」と
親を焦らすしつけ本が多い中、
この本は、どれも、自分のお姉ちゃんやお母さん、
おばあちゃんからのちょっとしたアドバイスのような
やさしさにあふれた内容で、何だか励まされます。
読者ママの体験談も豊富だから、とっても身近で、
そうそう、この悩みなんだよねぇ、っていうのが多いし、
使われている写真もそんなママたちからの投稿だから、
とってもほのぼのしていて、見ているだけでも、
育児の疲れが、やわらぐ感じ。
人と関わる力(褒め方、叱り方…)、自分でできる力
(生活リズム、おむつはずれ…)、人と共に生きる力
(個性、友達、親との関わり…)、生活を楽しむ
(自然と遊ぼう、食べるって楽しい…)、
たくさんの目で見守ろう(パパの育児、シングルママパパの育児…)
などと細かくわかりやすく項目別に書かれています。
全部で241p、この値段で、これだけ豊富な内容なら
私は、納得です。
一家に1冊、育児に、ちょっと行き詰ったときに、
もしかしたら、助けになるかもしれませんよ。