CAPTAINアリス(3) (イブニングKC)
パニック旅客機ものという新しいジャンルを一人で切り開き続ける第3巻。
今回は2巻からの続きで、まるまる一冊「親愛なるカイビーガン」のエピソードです。
目次を見た時に「おいおい、まるまるこの話で引っ張るのかよ。長いんじゃないの?」と思ったんですが、
読み始めたら一切そんなことはありません。アクシデントに次ぐアクシデント、奮戦するクルー達。
不安入り乱れる上空1万2000フィートを舞台に、ダイナミックな展開が全く飽きさせません。
あっという間に最後まで読み終えてしまいました。
2巻は多少大人しいエピソードが挟まったので箸休めに似た印象だったのですが、
この3巻は極上の少年漫画のような、手に汗握る展開が実に見事でした。衝撃の1巻の興奮をよりスケールアップさせた形です。
2巻ではいけ好かない印象だった円旗キャプテンの知的な描写に加え、
金蚤との対話、円旗との衝突を経て一回り大きくなる主人公アリスの成長も見どころ。
どのキャラクターも実に活き活きと自分の任務に全力を傾けています。
クライマックスで見せるアリスの「あの顔」の高揚感といったら!
理屈抜きで盛り上がれる、ドラマティックな一篇。是非ご堪能を。
BLUE SEED VOL.3 [DVD]
私は小学生の時、この作品を見て子供ながらにときめかされたのが草薙さんと紅葉でっす!
今回は紅葉と草薙さんの間がググっと縮むんでっす!
でもいつもながら草薙さんの鈍感っぷりと天然?が良いです。マジで良いです!!
後オマケで林原めぐみさんがアニメバージョン(似ているらしい)で一瞬でるでっす!(その登場した時のセル画を林原めぐみさんは欲しかったんだそうで)
BLUE SEED VOL.7 [DVD]
「BLUE SEED」はTV放送の時から大好きなアニメでした。
特に最終回は特別です(まぁ前の話が分かってないと分かりませんが)。
紅葉と楓、二人の奇稲田の日本を懸けた闘い…お互いを思い合いながらも対立する二人が痛々しく、切ないです。クライマックスでは、私は何度見ても、涙が出てしまいます。また、話中で紅葉や子ども達が歌う「まつりうた」も最高です!この曲は、もうこのアニメの要にもなってますね!とにかく最高!!見なきゃ損☆
それにしても、人々(国民達)の態度は考えさせられるモノがありますね。
CAPTAINアリス(5) (イブニングKC)
お客さまが乗っておられるにも関わらず破天荒なことをするなあと毎巻拝読させていただいておりましたが、今回はお客さまや貨物をすべて下ろしての運行ということ。
著者の方が仰っておられる「女性を主人公にした場合は未完になる」との言葉通りに未完になりそうだなと思いました。
おそらくは7巻か8巻までで未完のまま終わるのではないかと危惧しますが、それもこのストーリー展開ではやむを得ないことだと思いました。
機体に設計以上のGをかければ機体が損傷する前に乗務員が失神するでしょうから。
軍のパイロットなら訓練されているかも知れませんが、民間機のパイロットではそこまでは訓練されていないはず。
現県営名古屋空港にあるシップが着陸失敗で墜落した際に、お土産の洋酒のビンがぴんぴん元気なのに人間は全員帰らぬ人になったことからも機体のほうが頑丈だということは一般の方でも容易に想像出来ること。
この時の事故に遭われて亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共にあの時から時間が止まったままの縁故者の方々には心よりお見舞いを申し上げます。