だから、僕らはこの働き方を選んだ 東京R不動産のフリーエージェント・スタイル
読み始め、「変わった不動産屋だな」「新しいスタイル」と思っていたのだが、ふと、これってごく普通のことではないか?と気がついた。
日本の家(特に都心部)は、家賃に対して、必ず広さと距離(通勤時間など)で大きな不満がある。だから、大体の人はこの2点での妥協点で住む場所を選んでしまう。そして、核家族化の急激な進行と人口増加により、足らないという状況が永く続いた。だから、ほとんどの不動産屋さんは相場屋か、大家さんの代理人でしかなかったのではないか。物を貸したり、売ったりする職業で、客のニーズに答えたり、新しい価値観の提供というのは普通のことです。人口減少社会、通販や、ネット販売増加による店舗の減少の世の中、変われない不動産屋は消えることになるでしょうね。そして、日本人の幸福度が少しあがる。
会社の経営スタイルについて書いてあったが、私は会社というコミュニティーの一つの形の提案と読んだ。そして、また、ふと、そもそも不動産屋の仕事とはコミュニティーの形の提案なのでは?と。
家族というのは最初で最小のコミュニティーです。そして、家の間取りというのは家族のスタイルに大きくかかわっていると私は思う。そこに住むというのは地域コミュニティーへの参加です(満喫している人、してない人も参加はしているのです)。不動産屋はコミュニティーのプロなのです(笑) プロフェッショナルでもいいし、プロデューサーでもいい。
ということで、お勧めです。早くこういう不動産屋さんが増えて欲しいなぁ。