ポマードとグラサン
前略。小生、缶詰や缶コーヒーに使うアルミ・ブリキ製造の仕事をしております。今年から部署がえで営業のほうに移りました。中小企業の顧客を掴むためによく酒の席を設けるわけですが、小生は歌が下手だとつくづく思いました。練習がてらにカラオケのテープを購入して自分で歌をRECしてみたのです。あまりのひどさに愕然としました。その晩は夢でうなされました。
むかしレコードデビューしたことのある取引先の社長に相談しますと、「よい耳がよい歌を作るのだ」といわれ(これは今も『座右の銘』にしております)、ありとあらゆる種類のCDを買い求めました。クラシックと演歌は昔から聴いておりますので、ロックにR&Bにトランスなど若い人向けのフィーリングサウンドです。
そのなかで特に感銘を受けた一枚がこの「ポマードとグラサン」でした。聴いたとたんにたちまち耳がよくなり、今まで見えなかった視界が開けるような癒しを感じました。カラオケもついていますので、何度もRECしてみた結果、小生は確実に歌のスキルアップをしたと確信しております。