関西フォークの歴史BOX (初回限定生産)
URCの他の音源がCD化で復刻されたときにもなかなか復刻が実現しなかったものが、2003年に復刻されURCファンを大いに喜ばせたとともに、一部収録されなかったことに残念な思いも与えた。その後CDは品切れ状態となり、ながらく入手困難だったが、ボックスの形で再発されたことは嬉しいこと。日本のフォーク・ムーブメントのルーツのひとつである関西フォークにたどり着く手がかりだ。収録曲は前回のCDと同じで、岡林信康の全曲と中川五郎の1曲が未収録のまま。特にLP6枚全85曲中、岡林信康の歌が13曲であり、当時のフォーク・ムーブメントにおいて岡林信康の占める位置がいかに大きかったかを実感できないのは残念。あらかじめ、そのあたりを分かったうえで聴いていただけるといいかと思う。なお、未収録の岡林信康の歌は、岡林信康『わたしを断罪せよ』『見る前に跳べ』『狂い咲き』でその多くを聴くことができる。
再び品切れ状態のようで残念。五つの赤い風船の解散記念実況盤『ゲームは終わり』ともども、再発をお願いしたい。
関西フォークの歴史 1966-1974 (1)
関西フォークの歴史(1)は、LPレコードで持っていました。
西尾志真子さん、高田恭子さんの声がすてきだったなぁ。
高石友也の「ベトナムの空」「かあちゃんごらんよ」は胸にひびいたなぁ。あの音痴な詩人・中川五郎、くぐもった声の高田渡、、、。三上寛がかつての労働者の唄である歌声と70年フォークの連続性を指摘しているが、まさにそのような雰囲気のごった煮でもあろう。
このLPを友人に貸した。その友人とは音信普通になってしまい20年。
まさか復刻されるとは思わなかった。
長生きしてよかったと思うこのごろ、、、。
これは皆さんにもお奨めです。