Red Curb
スヌーザーの【The Essential Disc Guide 2004 あなたのライフを変えるかもしれない300枚のレコード】で紹介されている作品(ディスクNo.283)。
もし、アナタがロック、ヒップホップ、ジャズ、クラシック、ダンスミュージック、ワールドミュージックなど
いろいろジャンルに一通り触れてしまっているのだとしたら、音楽を聴いて感動することはあっても、
びっくりすることはあまりなくなっていることでしょう。
そんなアナタが、もしこのディスクに触れたことがないのだとしたら、ぜひ手に入れてほしい。
確実に驚きはあるし、絶対に損はしません。
レイ・ハラカミにしか作れない音が鳴っています。
まるで、一つ一つの音が自ら意思を持って跳ね回っているようです。
それぞれの音色がこれまたチャーミングでかつ繊細。
心の隙間をくすぐっていくようです。
悪戯心は多少あっても悪意0%。
日常の細部を眺めることで、我々はもっと豊かになれるはず。
yanokami
yanokami。日本の2人の偉大なアーティストに矢野顕子とレイハラカミによるユニット。
この二人の強烈な個性が、どのような音楽を生み出してくるのか大変楽しみにしていました。
ついにアルバムを聴いたわけですが、これは両者の資質を全面に打ち出し、お互いに一歩も引いていないです。まさに正面からぶつかりあった感じ。そもそも矢野顕子のボーカルというのは、楽器的な歌唱法でもあるわけで、一方レイハラカミは歌うエレクトロニカとも称されていて、その両者がぶつかりあっているわけですから、全部歌とも取れるし、全部インストともとれる、そんなイメージを感じさせるアルバムになっています。僕は、どちらかが主導権を握りアンビエント的、もしくは現代音楽的なものになるのではと思っていたので、これは予想外でした。
そして、他者では不可能なこの二人だから生み出せる音楽に確かになっていると思います。ただあまりにも両者の個性が強烈なので、聴く方は多少疲れました。例えば、M3「終わりの季節」は、レイハラカミ自身のアルバムで本人も歌っていたけど、聴きやすさとしては、朴訥とした素人ぽいレイハラカミの歌声のがフィットしているように思いました。そういう観点から言うと、本作では、矢野顕子のピアノがハラカミの音に絡んでくる感じはとても心地よかったですね。
まあ、いづれにせよ聴きモノではあると思います。
ゆうげ -selected re-mix & re-arrangement works / 2
くるりのワールズ・エンド・スーパーノヴァのカップリングである「ばらの花〜 Rei Harakami remix」は原曲を超えた秀作。
タイトル曲をも喰っているセンチメンタル過剰な嘆きのメロディでした。
ほとんどの音源制作には、今じゃ数万円のローランドSC-88Proしか用いていないという。
サカナクションなど、多彩なアーティストに影響を与えた偉大なる才能に合掌。
わすれもの
有名ピアニストの矢野晶子氏が世界遺産に認定したアーティスト。こんな音・曲を作れるのは世界広しと言えどもレイ・ハラカミさんただ一人だけです。鉄腕アトム20周年記念のコンピレーションアルバム「アストロボーイ」で始めてレイ・ハラカミさんの曲を聴き衝撃を受けました。その時に聞いたのがこのアルバムに収録されている「あるテーマ」です。聞きなれない機械的な電子音が不規則に鳴り、だんだんとリズムを構成していくその曲調は、目の覚めた鉄腕アトムが試験台から起きあがる様子を感じました。そして唐突に始まるファンタジックなレイ・ハラカミの世界、ただひたすら明るく柔らかく気持ち言い音、こんな曲をつくれる人が日本にいたなんて・・。余韻を楽しめる、散歩中も自然と口ずさんでる自分がいます。ただひたすら優しく柔らかな気持ちになりたい方にお勧め。
今ではすっかり名前買いするアーティストです。もし彼のアルバムが気に入ったら彼のアルバム「lust」もお勧めですよ。
アンレスト スペシャル・エディション
とある動画サイトでこの人の曲を知り気になって買ってみた。未来的なテクノっぽいインストのアルバムで初めて聞くタイプの音楽であるがとても心地いいものであった。深夜これを聞きながら作業していると何処かへトリップしてしまいそうになるそんな感じのアルバムである。もっと正確にこのアルバムの楽曲達がどんな音楽であるかを伝ることはちょっと難しい。それくらい自分にとっては未知の音楽であるので素直に「是非聞いてみてほしい」とだけ
損はしないだろう。それだけは保証できる